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カウンセラーからみたインサイト・カウンセリング
 
1)
的確なアセスメント 5) 悲惨な話の中の美しさ
2)
気分の荒波を楽しめる 6) 職人を育てる
3)
共感は曲芸飛行 7) 人を映す四つの鏡
4)
具体的な方法論 8) チームとしてのカウンセリング
     
  人を映す四つの鏡  
     
 

カウンセリングはよく鏡に喩えられます。私たちは寝癖が気になったり、お化粧やファッションをチェックするときには鏡を見てそれを直します。鏡を見なければ、乱れた髪形や服装を整えることは難しいものです。心の病も同様に、気持ちが乱れたり、考えがうまく整理できないときにはカウンセラーという鏡と向き合うことで、自分らしい本来の姿を映し出せるようになります。それが第一の鏡である「カウンセリング・テクニックとしての鏡」です。カウンセラーがクライエントに共感し、それをありのままの姿を映し出すことによって自分を見つめ直すことができるのです。そして、ありのままの自分を映し出して頂くためには、カウンセラーはその鏡を曇らせることなく、絶えずきれいに磨き続けなければなりません。つまり、日々カウンセリング技術の向上に努めることが不可欠なのです。それが第二の鏡である「自己研鑽としての鏡」です。月日が経てば鏡はすぐに曇り、汚れてしまいます。常に謙虚になりどのよう人が鏡を見てもそれを綺麗に映し出せるように鍛錬し続けなければなりません。さらに今日では、個人情報の保護やインフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での同意)など、臨床家の倫理が大きく問われております。安心してカウンセリングサービスを利用して頂くためにも、臨床家の倫理規定を遵守することはもちろんのこと、人間的にも社会的にも信頼されるカウンセラーにならなければなりません。模範やお手本になる人を「〜の鏡だね」と言いますが、カウンセラーは人間的、倫理的な意味でも鏡になることが求められています。それが第三の鏡である「倫理としての鏡」です。クライエントの心を美しく映し出すためには、美徳、美学、美意識といった倫理観が問われるのです。とは言うものの、カウンセラーも一人の人間です。いつも受容的で穏やかな人格者というわけではありません。体調の悪いときもあれば、精神的に参っているときもあります。カウンセラーも何らかの心の傷をもっています。そこで、無理して良心的なカウンセラーを演じることは、かえってクライエントとの隔たりを大きくすることにもなります。救世主的なカウンセラー像にカウンセラー自身が縛られてしまったら、クライエントはカウンセラーを権威ある存在、上から助けてくれる人と位置づけ、誤った依存関係を生み出すことにもつながります。特に治療が進むほどそういう状態が見られます。技法や倫理をしっかりと身につけるのはもちろんですが、時には人として真摯に真正面からクライエントと向き合う姿勢が求められます。そのためにはカウンセラーは素の自分でいられなければなりません。カウンセラー自身がありのままの自分を映し出せなければ、ありのままのクライエントを映し出すことはできないからです。それが第四の鏡である「自分を映す鏡」です。自分を映し出すことで反省や自己研鑽も可能となります。これら四つの鏡を肝に銘じて、自分らしい生き生きとした姿をクライエントの方に映し出して頂けるよう日々精進して参りたいと思います。

 
     
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