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それには主観が入ってはいけないわけね。セラピストの主観、セラピストがこうだろうと思ったことでやってしまってはいけないわけ。主観が絶対入らない、客観的に捉えられる臓器反応をね。客観的に捉えられる部分っていったらどこだろうと思って、そうしたら、某先生が書いた文献を読んでいたら、「小指の存在を感じるときは痛みを感じる時」とか書いてあって。確かに指先というのは、意外と主観が入らないな、ということに気づいたのね。気づいたというか、その本で知らされたんだけれどもね。ちょっと情けない話なんだけれどもね。でも、もしかしたら指先は主観が入りにくいんじゃないかと思ったの。そして、指先で主観が入らない方法というのはどうかと思って、ぶらぶらさせてみたのね。ぶらぶらぶら、として、自分で指先を曲げようとしても曲げられない状態にするのね。弛緩させて緩めて、こうやってぶらぶらぶら、とさせる。そして、患者さんに思いっきり不安なことを考えてもらったの。そうしたら、僕の腸が収縮したと同時に、薬指が曲がったの。薬指が硬直したのね、固まったの。うわぁー、成功!みたいなね(笑)。あるんだ、と思ったの。本当に経絡ってあるんだ、とその時は思ったの。でも経絡かどうかはわからないんだよね、これは本当はね。でも、その時に硬直したの。それで嬉しくなっちゃって、隣で本当は僕の同僚が面接をしていたのだけれども、同僚の部屋をコンコン、ちょっとごめんね、って言ってね(笑)。本当はやっちゃいけないんだ、そんなことは(笑)。幸い、催眠療法をやっていなかったからよかったけれどもね(笑)。「すみません、ちょっと緊急で」って呼んでね、「お前ちょっと来い。」「なんですか」みたいなね。「この患者さんの後ろに座って手を振ってみろ」と言ってぶらぶらさせて、患者さんに今不安なこと考えて下さいと言ったら、「うわー!なんですか、これは!薬指が硬直します!」って言うのね。いやったー、と思ったの(笑)。そして他のいろんなセラピストみんなにも試してみたのね。そうしたら、みんな同じような反応が得られるわけ。うわー、おもしろい、と思ったの。そして患者さんにやってもらっても、同じ反応が得られるわけね。あ、これだ、と。そして、これでもしかしたら臓器反応を客観的に捉えられるかもしれない、と思ったわけね。
これでおもしろかったのはね、しばらくおもしろい使い方をしていたんだけれども、患者さんが「うち夫のことが気になるんです!」って言ってくるのね、大抵。でもそれは大抵氷山の一角なわけね。それで「夫が気になる」って言ってもらうわけ。夫のことをめちゃくちゃ気にしてもらう。そして気にしてもらいながら、机の下でこうやって手を振ってみる。目の前で振ったらおかしいからね(笑)。明らかにおかしいから机の下で振っていたのね。そうしたら、指が曲がらないわけ。「あなた、本当は気になっていないでしょう」と言うと、「へ?なんでわかるんですか?」とかね(笑)。「実は彼氏のことが」とか言うのね(笑)。こう、最初は嘘発見器で使っていたの(笑)。要するに臓器反応のある・ないでね。そして後輩にも、患者さんが不安な時は指の硬直が強くなるから、それで確かめてごらん、と。大抵患者さんは能面なのね。表情があまりないの。泣いているようだけれども、涙は流しているけれども、あまり泣いていないのね。だから、伝わりにくいの、感情が。ここがセラピストが一番問題とするところなの。患者さんは感情を出しているようで、出てこないの。だから苦しいわけだよね。本当に相手に伝わるような感情が出たら、そんなの、トラウマなんてとっくの昔に消えていますという話。繋がっていないわけ。だから自分が泣いていて相手に同情を求めているのではないかと、みんな思うでしょう。ここが統合されていないのね、感情がね。そしてセラピストにもそこが一番ネックで、患者さんが辛いとか云々、どういう状態かということを、指で検知させることができるんじゃないか、ということでやらせたら、共感がうまくなったのね、そのセラピストが。おお!これはいける!と思ったのね。指が反応するときだけ、う~ん、みたいなね(笑)。これくらい指が痛くなるくらい患者さんは辛いのか、という感じでやっていたのね、最初のうちは。それで、おお、おもしろいな、と。
24/08/28
24/08/20
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それには主観が入ってはいけないわけね。セラピストの主観、セラピストがこうだろうと思ったことでやってしまってはいけないわけ。主観が絶対入らない、客観的に捉えられる臓器反応をね。客観的に捉えられる部分っていったらどこだろうと思って、そうしたら、某先生が書いた文献を読んでいたら、「小指の存在を感じるときは痛みを感じる時」とか書いてあって。確かに指先というのは、意外と主観が入らないな、ということに気づいたのね。気づいたというか、その本で知らされたんだけれどもね。ちょっと情けない話なんだけれどもね。でも、もしかしたら指先は主観が入りにくいんじゃないかと思ったの。そして、指先で主観が入らない方法というのはどうかと思って、ぶらぶらさせてみたのね。ぶらぶらぶら、として、自分で指先を曲げようとしても曲げられない状態にするのね。弛緩させて緩めて、こうやってぶらぶらぶら、とさせる。そして、患者さんに思いっきり不安なことを考えてもらったの。そうしたら、僕の腸が収縮したと同時に、薬指が曲がったの。薬指が硬直したのね、固まったの。うわぁー、成功!みたいなね(笑)。あるんだ、と思ったの。本当に経絡ってあるんだ、とその時は思ったの。でも経絡かどうかはわからないんだよね、これは本当はね。でも、その時に硬直したの。それで嬉しくなっちゃって、隣で本当は僕の同僚が面接をしていたのだけれども、同僚の部屋をコンコン、ちょっとごめんね、って言ってね(笑)。本当はやっちゃいけないんだ、そんなことは(笑)。幸い、催眠療法をやっていなかったからよかったけれどもね(笑)。「すみません、ちょっと緊急で」って呼んでね、「お前ちょっと来い。」「なんですか」みたいなね。「この患者さんの後ろに座って手を振ってみろ」と言ってぶらぶらさせて、患者さんに今不安なこと考えて下さいと言ったら、「うわー!なんですか、これは!薬指が硬直します!」って言うのね。いやったー、と思ったの(笑)。そして他のいろんなセラピストみんなにも試してみたのね。そうしたら、みんな同じような反応が得られるわけ。うわー、おもしろい、と思ったの。そして患者さんにやってもらっても、同じ反応が得られるわけね。あ、これだ、と。そして、これでもしかしたら臓器反応を客観的に捉えられるかもしれない、と思ったわけね。
これでおもしろかったのはね、しばらくおもしろい使い方をしていたんだけれども、患者さんが「うち夫のことが気になるんです!」って言ってくるのね、大抵。でもそれは大抵氷山の一角なわけね。それで「夫が気になる」って言ってもらうわけ。夫のことをめちゃくちゃ気にしてもらう。そして気にしてもらいながら、机の下でこうやって手を振ってみる。目の前で振ったらおかしいからね(笑)。明らかにおかしいから机の下で振っていたのね。そうしたら、指が曲がらないわけ。「あなた、本当は気になっていないでしょう」と言うと、「へ?なんでわかるんですか?」とかね(笑)。「実は彼氏のことが」とか言うのね(笑)。こう、最初は嘘発見器で使っていたの(笑)。要するに臓器反応のある・ないでね。そして後輩にも、患者さんが不安な時は指の硬直が強くなるから、それで確かめてごらん、と。大抵患者さんは能面なのね。表情があまりないの。泣いているようだけれども、涙は流しているけれども、あまり泣いていないのね。だから、伝わりにくいの、感情が。ここがセラピストが一番問題とするところなの。患者さんは感情を出しているようで、出てこないの。だから苦しいわけだよね。本当に相手に伝わるような感情が出たら、そんなの、トラウマなんてとっくの昔に消えていますという話。繋がっていないわけ。だから自分が泣いていて相手に同情を求めているのではないかと、みんな思うでしょう。ここが統合されていないのね、感情がね。そしてセラピストにもそこが一番ネックで、患者さんが辛いとか云々、どういう状態かということを、指で検知させることができるんじゃないか、ということでやらせたら、共感がうまくなったのね、そのセラピストが。おお!これはいける!と思ったのね。指が反応するときだけ、う~ん、みたいなね(笑)。これくらい指が痛くなるくらい患者さんは辛いのか、という感じでやっていたのね、最初のうちは。それで、おお、おもしろいな、と。