スイッチがオン スイッチがオフ

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スイッチがオン スイッチがオフ

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/20 スイッチがオン スイッチがオフ


アルコールが止められない人と遺伝子の話が載っている記事の情報を送ってくださった。

 

読んでみると、アルコールの問題がある家系の方が必ずしもアルコール依存症になるわけではない、という記事だった。(かなり要約しています)。

 

アルコールの遺伝子検査をするとしたら、アルコールを分解する酵素の遺伝子であるADH1BとALDH2になる(また難しい話になっちゃうよ~!)。お酒を分解する酵素が強い人は「大酒飲み」になるリスクがあり、分解出来ない人は「下戸」になる(下戸とはお酒を受け付けない人のこと)。

 

実際、お酒を飲んでしまったらコントロールが効かなくなってしまう人に「ADH1Bの還元」を唱えていただいてもこれはあまり効果が無かった(もしかしたらある人もいるかも?)。この「ADH1Bの還元」はどちらかというと「見捨てられる恐怖」を感じている人に効果があったのは興味深かった。アルコールも見捨てられる恐怖を回避するために飲むからである(難しい話が止まらな~い!)。

 

酒のコントロールが効かなくなってしまう方々に効果があったのはなんと”てんかんの遺伝子”だった。

 

その遺伝子コードを唱えていただくと、酒を飲んで記憶が飛んじゃって「どんだけ飲んだか覚えていない!」というのが無くなって、酒の量が適量で止まる。
それが「コントロールしよう」とするのではなくて、自動的にある一定の量で止まってしまうから興味深い。

 

でも、この遺伝子を持っていても、発症するかしないかは環境因で決まる。
それが次に出したい本に詳しく書いてあるのだが”尊敬”がキーワードになる。
人を尊敬することができれば特徴的な遺伝子のスイッチはオフになり、尊敬できなければスイッチがオンになる。

 

ネグレクトやトラウマで人間不信になってしまったら、人のことが尊敬できなくてスイッチがオンになる。

 

ある程度の年齢になって、自分の経験が誰よりも豊かになって人のことを尊敬できなくなるとスイッチがオンになり、その人の特徴的な性格が前面に出てくる。頑固者はより頑固に、人の話を聞けない人はより話が聞けなくなってしまう。

 

そんなことを考えていると面白い。

 

P.S

 

アマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます!!
本当に目の前で起きている現象を頭で理解しようとするとドツボにはまりますよね。
「無意識さんに任せる、をもっとホルモンや遺伝子を使ってメカニズム的に理解しよう」と、ものすごい矛盾した本なのかもしれませんね。
この矛盾自体が催眠の真骨頂!って自分で言うな!!あは!

 

ありがとうございます。

 

大嶋 信頼

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