言葉の色

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言葉の色

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/04/15 言葉の色


「人が話している8割の言葉に実が無いから疑って話を聞け」というのは面白くない。

 

小学生の頃にピアノを習わされていて、ピアノの練習がものすごく嫌だった。
特に黒鍵(♯♭)が出てくるとややこしくなってしまっていた。白い鍵盤を弾いているだけだったらいいのだが、間にある黒い鍵盤が出す音が妙に嫌だった。
だから、白い鍵盤が正直な言葉で黒い鍵盤が嘘つき、と自分の中で役割を付けて物語を作るようにピアノを弾いていた。
正直者が白鍵で嘘つきが黒鍵って、今考えると面白い。
そして、ピアニストが白鍵と黒鍵を弾きこなすと、ものすごく美しいメロディーを奏でる。

 

人の言葉にも白鍵と黒鍵が混じっていて、よく聞いているとそれらがうまく混ざって美しいストーリーが作られていく。

 

人とのコミュニケーションの中で白鍵と黒鍵の音をうまく聞き分けながら、それらが奏でるメロディーを楽しめたらストレスなく生活ができるはず。

 

それができるようになる遺伝子を探してみる。
Rigidity(堅いこと、頑固さ)があると冗談が通じない。その遺伝子を検索してみると1520も出てきてしまうのだが、その中には性格的な特徴以外のものが必ず混ざっている。そこである賢い方からの助言でFidelity(忠実さ、忠誠)で検索してみたら、と教えていただいた。すると301の遺伝子がヒットした。これも性格特徴以外のものが混ざっているので、RigidityとFidelityの二つが重なるもの、と検索してみると36の遺伝子がヒットした。
上から
1.PRNP
2.PARK2
3.PINK1
4.POLA1
5.POLG
6.HPRT1
7.SUN2
8.RPS27A
9.TP53
10.BRCA1
1位はプリオン病に関連する遺伝子で、2,3位がパーキンソン病関連の遺伝子となる。4位のPOLA1は知的障害などにも関連する遺伝子で、あまり言語的に関連がある遺伝子が出てこない。興味深かったのは9位と10位の遺伝子は両方とも罪悪感に関連する遺伝子が入っていた。
これらのリストを見るとドーパミンの分泌問題や脳神経系の問題から「楽しいものを受け取れない」という遺伝子の要素が入っているから、言葉を杓子定規に受け取ってしまうから冗談を受け取れない、というのが見えてくる様な気がする。

 

でも、言葉の色を見分ける遺伝子とはちょっと違っている。

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