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「ひらめき」は神が与えてくれるもの?それとも神になっているの?
受験シーズンもそろそろ終わりに近づいてきました。
「テスト」って本当に私は苦手でした。
だって、勉強に集中することができなかったんですから。
本当に「世の中からテストというものが消えてなくなればいい!」と思っていたんです。
でも、親から離れ寮に入って勉強をしたときに「勉強が楽しい!」となって、今振り返ってみると、あの頃のテストは楽しみだったな~!と思うんです(記憶は美化されて過去が変わります)。
物理のテストで40ページやらされたんですから。
それも範囲が教科書一冊分(ありえな~い!)。
必死で勉強をしたな~!なんて懐かしく思い出したりするんです。
でも、私はなぜ、勉強ができなかったのでしょうか?
どうして、勉強に集中することができなかったのか?
それを考えてみると、面白いことが見えてきます。
この前、NHKの番組で「脳の“ひらめき”の秘密を探る」という番組があって、世界最高性能のMRI(この機械は脳の電気のネットワークが「考えたとき」などに、どのように電気が伝えるかを撮影することができるみたいでした。たぶん)を使って、作家の方がひらめいたときに、どのように脳が活動しているかを撮影していました。
面白かったのは、計算をしている時には、脳の活動が断片化(ブロックとブロックでつながっていない状態のこと)していました。ところが、ひらめいたときは「お~!脳の全体がつながっている!」というように見えて、どうやら脳の広い領域が活性化されていたんです。
びっくりしたのは「ひらめきって、ぼーっとしている時と同じ脳の活動!」だったんです。
ぼーっとしている時って、脳は活動を止めているわけじゃなくて、実は、ひらめいた時と同じように、ものすごい広い範囲が活動していて、脳の「記憶の断片」をつなぎ合わせているみたいなんです。
私がぼーっとしている時って「嫌な記憶が頭を巡って、それが止まらない!」となってしまっていたのはこれだったのかも!ということがちょっと見えてきました。
フラッシュバックは「嫌な記憶が突然フラッシュのようにパッと蘇ってきちゃう!」というものです。それはもしかしたら、脳が広い範囲で活性化しちゃって記憶の断片を繋ぎ合わせようとしているから(余計なことをやりやがって~!も~!)。
そのぼーっとする状態から抜けられないのって、脳が活性化していて広い領域が動いちゃっているので「いろんなことを考えちゃう~!」となって、そこから抜けられなくなってしまう。
でも、この「嫌なことを色々考えちゃってやめられない!」というよりは、悪徳の快楽がこの背後にあるような気がしているんです。
それは、脳の全体が活性化しているということで「他の人が考えられないようなことを考えられる」ということと「他の人が感じられないようなことを自分は感じられている!」という“万能感”(万能感は「自分はなんでもできる」という感覚を意味する言葉です)。
そのぼーっとしている時の脳の活性化が不快な記憶を蘇らせていても、自分の絶望的な将来のことを思いながら苦しんでいても
「他の人がこれほど深く考えられないであろう快感」
を万能感が与えてくれるからあそこから抜け出すことができなかったのかも?ということをテレビの中の脳のCGの映像を見ながら考えていたんです。
作家の人が「ひらめいた!」と喜んでいるのを、私は、常にぼーっとして、脳をひらめきと同じ状態に持っていたとしたら「そりゃ~そこから抜けるのは難しくなるかも?」と思うんです。
職場でも「いつもぼーっとして仕事ができない!」という私に限って、本人は「自信がないんですけど!」と言っていながら、周りから見たら「全然自信がないようには見えないんですけど!」という感じになっています。
周りからの印象は「ふてぶてしい!」とか「反省がない!」や「謙虚さに欠けている!」と思われてしまいます(ふてぶてしい、は憎たらしいほど図々しい様のことです)。
本人は「いやいや、全然仕事ができないのは自覚できていて、自分なりには一生懸命に努力しているんですけど!」と思っているのです。それが全然周りの人たちに伝わらなくて「誤解されている!」というように感じています。
この時の私は「仕事ができなくて攻撃されている」と思っているのですが、実は違っているんです。
ぼーっとしている時の、脳全体が活性化されて「頭が神~!」になっていて「あれは間違っている!」、「これはやっても意味がない!」などという判断をたくさんしちゃっているのが周囲の人たちに漏れちゃっている~!から。
周りの人は、私の表情を見て「仕事もできないくせに批判的な顔をして!」と表情で判断している感じになります。
でも、実際は、脳のネットワークで私の批判的な思考が相手に伝わって~しまう~!ということが脳が活性化しているからありえるのかもしれない、と考えるんです。
周りの人は「こいつはぼーっとしていて、人の話を謙虚に聞いていない!」と判断して「仕事もしないでなんて図々しいやつなんだ!」という批判になるんですが、実際は、私の脳が活性化されすぎちゃって、万能感バリバリ!が伝わってしまう、ということを考えたら、ちょっと面白くなってきます。
ぼーっとして勉強をしなかった私は「こんな勉強をしても意味がない」とか「勉強をしたって点数が取れない」や「勉強ができなくて将来絶望しちゃう自分の姿」をぐるぐると想像していたのですが、
それって、脳が活性化されすぎちゃって
「未来のこと」
そして
「世の中の仕組み」
まで満遍なく見えちゃって
「私は未来も世の中の仕組みも見える!」
という万能感に浸っていたのかも?と思うと
「ありえるかも!」となるんです。
(つづく)
24/11/08
24/10/18
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受験シーズンもそろそろ終わりに近づいてきました。
「テスト」って本当に私は苦手でした。
だって、勉強に集中することができなかったんですから。
本当に「世の中からテストというものが消えてなくなればいい!」と思っていたんです。
でも、親から離れ寮に入って勉強をしたときに「勉強が楽しい!」となって、今振り返ってみると、あの頃のテストは楽しみだったな~!と思うんです(記憶は美化されて過去が変わります)。
物理のテストで40ページやらされたんですから。
それも範囲が教科書一冊分(ありえな~い!)。
必死で勉強をしたな~!なんて懐かしく思い出したりするんです。
でも、私はなぜ、勉強ができなかったのでしょうか?
どうして、勉強に集中することができなかったのか?
それを考えてみると、面白いことが見えてきます。
この前、NHKの番組で「脳の“ひらめき”の秘密を探る」という番組があって、世界最高性能のMRI(この機械は脳の電気のネットワークが「考えたとき」などに、どのように電気が伝えるかを撮影することができるみたいでした。たぶん)を使って、作家の方がひらめいたときに、どのように脳が活動しているかを撮影していました。
面白かったのは、計算をしている時には、脳の活動が断片化(ブロックとブロックでつながっていない状態のこと)していました。ところが、ひらめいたときは「お~!脳の全体がつながっている!」というように見えて、どうやら脳の広い領域が活性化されていたんです。
びっくりしたのは「ひらめきって、ぼーっとしている時と同じ脳の活動!」だったんです。
ぼーっとしている時って、脳は活動を止めているわけじゃなくて、実は、ひらめいた時と同じように、ものすごい広い範囲が活動していて、脳の「記憶の断片」をつなぎ合わせているみたいなんです。
私がぼーっとしている時って「嫌な記憶が頭を巡って、それが止まらない!」となってしまっていたのはこれだったのかも!ということがちょっと見えてきました。
フラッシュバックは「嫌な記憶が突然フラッシュのようにパッと蘇ってきちゃう!」というものです。それはもしかしたら、脳が広い範囲で活性化しちゃって記憶の断片を繋ぎ合わせようとしているから(余計なことをやりやがって~!も~!)。
そのぼーっとする状態から抜けられないのって、脳が活性化していて広い領域が動いちゃっているので「いろんなことを考えちゃう~!」となって、そこから抜けられなくなってしまう。
でも、この「嫌なことを色々考えちゃってやめられない!」というよりは、悪徳の快楽がこの背後にあるような気がしているんです。
それは、脳の全体が活性化しているということで「他の人が考えられないようなことを考えられる」ということと「他の人が感じられないようなことを自分は感じられている!」という“万能感”(万能感は「自分はなんでもできる」という感覚を意味する言葉です)。
そのぼーっとしている時の脳の活性化が不快な記憶を蘇らせていても、自分の絶望的な将来のことを思いながら苦しんでいても
「他の人がこれほど深く考えられないであろう快感」
を万能感が与えてくれるからあそこから抜け出すことができなかったのかも?ということをテレビの中の脳のCGの映像を見ながら考えていたんです。
作家の人が「ひらめいた!」と喜んでいるのを、私は、常にぼーっとして、脳をひらめきと同じ状態に持っていたとしたら「そりゃ~そこから抜けるのは難しくなるかも?」と思うんです。
職場でも「いつもぼーっとして仕事ができない!」という私に限って、本人は「自信がないんですけど!」と言っていながら、周りから見たら「全然自信がないようには見えないんですけど!」という感じになっています。
周りからの印象は「ふてぶてしい!」とか「反省がない!」や「謙虚さに欠けている!」と思われてしまいます(ふてぶてしい、は憎たらしいほど図々しい様のことです)。
本人は「いやいや、全然仕事ができないのは自覚できていて、自分なりには一生懸命に努力しているんですけど!」と思っているのです。それが全然周りの人たちに伝わらなくて「誤解されている!」というように感じています。
この時の私は「仕事ができなくて攻撃されている」と思っているのですが、実は違っているんです。
ぼーっとしている時の、脳全体が活性化されて「頭が神~!」になっていて「あれは間違っている!」、「これはやっても意味がない!」などという判断をたくさんしちゃっているのが周囲の人たちに漏れちゃっている~!から。
周りの人は、私の表情を見て「仕事もできないくせに批判的な顔をして!」と表情で判断している感じになります。
でも、実際は、脳のネットワークで私の批判的な思考が相手に伝わって~しまう~!ということが脳が活性化しているからありえるのかもしれない、と考えるんです。
周りの人は「こいつはぼーっとしていて、人の話を謙虚に聞いていない!」と判断して「仕事もしないでなんて図々しいやつなんだ!」という批判になるんですが、実際は、私の脳が活性化されすぎちゃって、万能感バリバリ!が伝わってしまう、ということを考えたら、ちょっと面白くなってきます。
ぼーっとして勉強をしなかった私は「こんな勉強をしても意味がない」とか「勉強をしたって点数が取れない」や「勉強ができなくて将来絶望しちゃう自分の姿」をぐるぐると想像していたのですが、
それって、脳が活性化されすぎちゃって
「未来のこと」
そして
「世の中の仕組み」
まで満遍なく見えちゃって
「私は未来も世の中の仕組みも見える!」
という万能感に浸っていたのかも?と思うと
「ありえるかも!」となるんです。
(つづく)