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イタイのイタイの飛んで行け~!
走っていて、突然「なんであの時、失敗しちゃったんだろう!」と過去の嫌な記憶がよみがえってきます。
うわ~!
ドジで間抜けな自分を頭の中で責め始めます。
すると「お腹がイタタ!」となってパニックになりそうになります。
「うぉ~!ピットインしなければいけないかも~!」って(ピットインってお手洗いのことです、って知ってるか)。
自分を責める思考の暴走を止めるために「CLOCKの還元」を連続して唱えます。
すると「あれ?お腹が痛いのが止まったかも!」となるのが”脱感作療法”なのかな?なんて思ったりします。
脱感作療法って行動療法の一つで、不安や強迫などに対して、筋肉弛緩を行うことで不安や恐怖の消去をしようとする療法(ちょっと説明が難しいですね)。
専門家から怒られるかもしれませんが、まあ、斬新な説明をしてしまいます。
「蛇が怖い!」という人の目の前に蛇をドサッと置いたとします。
「ぎゃ~!」っとなった瞬間に身体全体が硬直して、さらに身体が硬直すればするほど恐怖が増します(これにはいろんな専門家の理論がありますが難しいからはしょります)。
このときに「ハイ!段々体の力を抜いてください~!」と蛇嫌いな人に言っても”意識”が働くので「怖いんだから力を抜くなんて無理~!」となります。
「力を抜けば蛇に対しての恐怖が軽減するんだから!」と説得しても”意識”が働くから「嫌!そんなの嫌!」となって力なんて抜くことができなくなります。
短期療法のエキスパートだったら、こんな場面で「ハイ!蛇が怖くなったら鼻の穴に人差し指を第一関節まで突っ込んでください!」と言います(これってエキスパートじゃなくて異端児だろ!)。
その瞬間に「はい?」とあっけにとられて力が抜けてしまいます。
そして、次の瞬間に、口を半分あけながら鼻の穴に指を突っ込んでいる間抜けな自分の姿が浮かんできて恥ずかしくなって「はい?」となってしまったときには、蛇の恐怖からの身体の硬直は解けて、全身の力が抜けてしまいます。
「あれ?蛇って怖かったんだっけ!」とわけがわからなくなります。
「いや!いや!私は蛇が怖かったはず!」と恐怖の感覚を思い出すために身体を硬直させようとするときに、短期療法家からは「蛇が怖くなったら、鼻にやさしく指をゆっくりと突っ込んでくださいね!」とにこやかに言われます。
「できない!そんな恥ずかしいこと!」となると緊張させようとしていた身体が勝手に弛緩してしまって「あれ?蛇が怖くない!」となります(すべての蛇恐怖の方にこの手法が効くわけではありません。短期療法家の腕次第になります)。
蛇を見ると緊張する、の条件付けを、蛇を見ると鼻の穴に指を突っ込むので弛緩するの条件付けに変えてしまうと「恐怖が軽減した!」となるっていう仕組みです(脱感作療法を真面目に使っている専門家からすると全く違いますけど、この方がイメージしやすいので)。
だから、走っている私が突然嫌なことを思い出して腸が緊張してきたら、それを弛緩させるために「何でもいいから適当な言葉を唱えればいいんじゃン!」という解釈を専門家の方はします。
でも、興味深いのは「CLOCKの還元」を唱えて腹痛が収まった後に「なんだ!さっきお腹が痛いと思ったのは気のせいだったのかもしれない!」と勝手に判断して、他のキーワードを唱え始めます。
すると「イタタタ!ピットインか?」と苦痛が襲ってきます。
過敏性腸症候群のお腹の痛みって、押したり引いたりするので「あれ?よくなったかも?」と思ってもしばらくすると「また痛みが襲ってきた」というのが繰り返されます。
さっきのは「CLOCKの還元」が効いたんじゃなくて、ただ、波がちょっとだけ引いてまた襲って来ただけなのかも?と仮説を立てて、その後は「CLOCKの還元」を唱え続けて走り続けます。
いつまで走っても「あれ?痛みが襲ってこない!」とちょっとびっくり。
いつもだったら「やっぱりまた来たよ~!」とぶり返してきた苦痛を恨めしく思うのですが、それが一切ないのが不思議。
「緊張した部位を弛緩させる為だったら鼻に指を突っ込むだけでもなんでもいい!」という脱感作療法とは違うんだ(脱感作療法の専門家の方、すみません)。
この時に「子よ!あなたの罪は許された!」というあの方の言葉がフッと頭に浮かんできたんです。
(つづく)
24/11/08
24/10/18
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走っていて、突然「なんであの時、失敗しちゃったんだろう!」と過去の嫌な記憶がよみがえってきます。
うわ~!
ドジで間抜けな自分を頭の中で責め始めます。
すると「お腹がイタタ!」となってパニックになりそうになります。
「うぉ~!ピットインしなければいけないかも~!」って(ピットインってお手洗いのことです、って知ってるか)。
自分を責める思考の暴走を止めるために「CLOCKの還元」を連続して唱えます。
すると「あれ?お腹が痛いのが止まったかも!」となるのが”脱感作療法”なのかな?なんて思ったりします。
脱感作療法って行動療法の一つで、不安や強迫などに対して、筋肉弛緩を行うことで不安や恐怖の消去をしようとする療法(ちょっと説明が難しいですね)。
専門家から怒られるかもしれませんが、まあ、斬新な説明をしてしまいます。
「蛇が怖い!」という人の目の前に蛇をドサッと置いたとします。
「ぎゃ~!」っとなった瞬間に身体全体が硬直して、さらに身体が硬直すればするほど恐怖が増します(これにはいろんな専門家の理論がありますが難しいからはしょります)。
このときに「ハイ!段々体の力を抜いてください~!」と蛇嫌いな人に言っても”意識”が働くので「怖いんだから力を抜くなんて無理~!」となります。
「力を抜けば蛇に対しての恐怖が軽減するんだから!」と説得しても”意識”が働くから「嫌!そんなの嫌!」となって力なんて抜くことができなくなります。
短期療法のエキスパートだったら、こんな場面で「ハイ!蛇が怖くなったら鼻の穴に人差し指を第一関節まで突っ込んでください!」と言います(これってエキスパートじゃなくて異端児だろ!)。
その瞬間に「はい?」とあっけにとられて力が抜けてしまいます。
そして、次の瞬間に、口を半分あけながら鼻の穴に指を突っ込んでいる間抜けな自分の姿が浮かんできて恥ずかしくなって「はい?」となってしまったときには、蛇の恐怖からの身体の硬直は解けて、全身の力が抜けてしまいます。
「あれ?蛇って怖かったんだっけ!」とわけがわからなくなります。
「いや!いや!私は蛇が怖かったはず!」と恐怖の感覚を思い出すために身体を硬直させようとするときに、短期療法家からは「蛇が怖くなったら、鼻にやさしく指をゆっくりと突っ込んでくださいね!」とにこやかに言われます。
「できない!そんな恥ずかしいこと!」となると緊張させようとしていた身体が勝手に弛緩してしまって「あれ?蛇が怖くない!」となります(すべての蛇恐怖の方にこの手法が効くわけではありません。短期療法家の腕次第になります)。
蛇を見ると緊張する、の条件付けを、蛇を見ると鼻の穴に指を突っ込むので弛緩するの条件付けに変えてしまうと「恐怖が軽減した!」となるっていう仕組みです(脱感作療法を真面目に使っている専門家からすると全く違いますけど、この方がイメージしやすいので)。
だから、走っている私が突然嫌なことを思い出して腸が緊張してきたら、それを弛緩させるために「何でもいいから適当な言葉を唱えればいいんじゃン!」という解釈を専門家の方はします。
でも、興味深いのは「CLOCKの還元」を唱えて腹痛が収まった後に「なんだ!さっきお腹が痛いと思ったのは気のせいだったのかもしれない!」と勝手に判断して、他のキーワードを唱え始めます。
すると「イタタタ!ピットインか?」と苦痛が襲ってきます。
過敏性腸症候群のお腹の痛みって、押したり引いたりするので「あれ?よくなったかも?」と思ってもしばらくすると「また痛みが襲ってきた」というのが繰り返されます。
さっきのは「CLOCKの還元」が効いたんじゃなくて、ただ、波がちょっとだけ引いてまた襲って来ただけなのかも?と仮説を立てて、その後は「CLOCKの還元」を唱え続けて走り続けます。
いつまで走っても「あれ?痛みが襲ってこない!」とちょっとびっくり。
いつもだったら「やっぱりまた来たよ~!」とぶり返してきた苦痛を恨めしく思うのですが、それが一切ないのが不思議。
「緊張した部位を弛緩させる為だったら鼻に指を突っ込むだけでもなんでもいい!」という脱感作療法とは違うんだ(脱感作療法の専門家の方、すみません)。
この時に「子よ!あなたの罪は許された!」というあの方の言葉がフッと頭に浮かんできたんです。
(つづく)