バイキンちゃんと免疫の暴走

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バイキンちゃんと免疫の暴走

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/10/04 バイキンちゃんと免疫の暴走

電車に乗っていて、目の前に座っている人が足を組んでいます。

「満員電車なのに足を組んで迷惑だなー!」とムカッとします。

 

多分、健康な人だったら「○○でしょ!こいつ!」で終わってしまいます。

でも、私の場合は「○○でしょ!こいつ!」と思った次の瞬間「何でこいつは、こんなに混んでいる電車の中で足を組んでいるんだろう?」と考えてしまいます。

 

この「なんで?」の思考の裏には「目の前に立っているのが私だから、こんなことをしているに違いない!」と思ってしまっています。

もっと、深く潜ってみると「私が馬鹿にされるような人間だから」とか「見下されるような容姿をしているから」さらには「ダサい格好をしているからなめられて、目の前の奴は足を組んでいる」と考えてしまいます。

 

一般の精神科でこんなことを話したら「被害妄想でしょ!この人は!」と判断されてしまいます(被害妄想は、他人への根強い猜疑心等が生まれる症状)。

 

一般の人が、こんなことを聞いたら「自分に自信が無いから、そんなことを考えるんじゃない?」となって「もっと自分に自信を持ったら!」と言われます。

 

ここで、ちょっとこの満員電車で足を組んでいる人を”バイキン”に例えてみます。

このバイキンに対して、正常な免疫は「○○なやつ!」とチクリと攻撃して終わります。

 

ところが、免疫異常を起こしていると、バイキンに対して攻撃を始めると、自分自身の正常細胞まで攻撃してしまいます。

「恰好がダサい!」とか「ブッサイクな顔!」や「生きているだけで馬鹿にされる雰囲気」などバイキンをきっかけにどんどん自分にダメ出しをして自分にダメージを与えて、そこから炎症が起きて、さらに自分を攻撃し続けることが止められない、という感じになっちゃいます。

 

自分の中ではバイキンに攻撃をしてる、と思っているのですが、実際は自分の正常細胞を攻撃して炎症を起こして、炎症物質と自己免疫システムが暴走が止まらなくなる~!なんて素敵なことになってしまいます(ちなみに血中の炎症物質はうつ症状に関係があります)。

 

だから「不快な人のことを考えるのが止まらない!」と思っていても、実際はその思考の裏に自分を責める思考が働いているから、精神的な炎症が起こって、その患部に自己免疫システムがさらに暴走して正常細胞を傷つける、というサイクルが止まらない、という現象が起きている、という仮説があります(仮説じゃなくて空想って言われますけど)。

 

自己免疫システムが暴走の原因になっているかもしれない、リーキーガットの原因遺伝子の還元を唱えていたら、自分の頭の中の自分を責める声が止まった、ということから、こんな面白いストーリーが出てくるんです。

 

そして、突然、不快な過去の体験や自分の恥ずかしい言動の記憶、そして不快な人から言われたことなどが思い出されたら「CLOCKの還元」と繰り返し唱えていたら、過敏性腸症候群が改善された、ということは、この自分を責める思考が腸にダメージ(「あなっぽこを開けちゃうぞ!」はリーキーガットのこと)を与えていて、ダメージが与えられればられるほど自己免疫システムの暴走が酷くなり、不快な思考が増えてしまう、という仕組み。

 

さらに、リーキーガットで栄養が漏れてしまったら、低血糖の症状なども引き起こされる可能性があるから「食べるのが止まらな~い!」とか「食べちゃいけないものを食べちゃう!」なんて症状も。そして、低血糖は「ビビビ!」の発作を引き起こすから、過去の嫌な記憶がフラッシュバックする、なんてことが起きちゃいます(フラッシュバックは、トラウマ体験が後になって、非常に鮮明に思い出されること)。

 

もし、本当にそうだったらすごい話になりますね。

 

段々、楽しくなってきた。

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