オキシトシン

心の傷を癒す心理相談室、株式会社インサイト・カウンセリングです

03-3433-2721

〒105-0021 東京都港区東新橋2-16-3カーザベルソーレ4F

営業時間/AM10:00~PM18:00 定休日/日・祝

オキシトシン

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/14 オキシトシン


「心に聞く」っていうテクニックは自問自答みたいなもので簡単。
ただ、質問をするときに「こころよ!」を先頭にくっつけて、その後は自問自答の感覚と一緒。
でも、出てくる答えが面白い!

 

月経前緊張症は女性にとっては大変な症状である。
イライラしてしまったり、うつっぽくなったり、ちょっとしたことで涙がどバーッとあふれてきてしまって止まらなくなる。
なんとかその症状を遺伝子のコードを使って軽減することはできないかな?と探っていく。

 

調べていくとプロスタグランジンというホルモンが子宮を収縮させるみたいで、それが過剰に分泌されると生理痛が陣痛に似た痛みになってしまう、ということだった。
ある方と一緒に”生理”に対してプロスタグランジン関連の遺伝子を唱えていただいたが全く変わらない。

 

そこでプロスタグランジンE2の誘導体になっているジノブロストンの関連遺伝子で試してみることにしたら、OXT(オキシトシン)が一番最初にきた。オキシトシンは共感のホルモン、と私の中では位置づけられていて「へ~!」と思ったが、ヒットしなかったのでスルーした。

 

結局、月経前緊張症関連の遺伝子コードで症状が軽減したので「なんだ!遠回りしちゃったじゃん!最初からそっちでやればよかった!」と内心思っていた。

 

そして、その方の心に治療方針を聞いてみた。

 

「こころよ!今日の治療はどうしたらいいの?」(質問ははしょっています)。

 

すると心は「脳の部位である視索上核を治療する」と教えてくれた。

 

「ふ~ん、視索上核ってなんだっけ?」と調べてみたら「あ!そういえばこの部位ってバソプレシン(頻尿に関連するホルモン)とオキシトシン分泌ニューロンがここにあったんだっけ!」と思い出す。

 

さっき、調べたジノブロストンがオキシトシンに関連していたことがつながって「あ!そういえばオキシトシンが末梢組織で平滑筋の収縮に関連していて、分娩時に子宮を収縮させるんだった!」と思い出してきた。

 

あ!生理前とかオキシトシンが過剰に分泌されてちゃうから、共感能力が高まりすぎちゃってちょっとした人の悲しい話でもドバーッと涙が出てきてとまらなくなっちゃうんだ!

 

生理で苦しんでいる方に”こころ”がオキシトシンが関連している脳の部位を治療しろ!と言ったのにびっくりしてしまった。
心が教えてくれなければこんなことは気が付かなかった。

 

まさか生理の問題にオキシトシンが絡んでいるなんて想像もすることができなかった(この未熟者めが!すみません!勉強不足で)。

 

でも、心ってすごい!

TOP