共依存と世間体

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共依存と世間体

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/04/06 共依存と世間体


以前、「ファ~ン!」という爆音を聞いていただいてストレス刺激検査をした。
普通の人だったら、安静時にストレスホルモンは低くて「ファ~ン!」という爆音を聞いた直後にストレスホルモンが急激に上がって、そして15分、40分後には元の状態に戻る。
でも、共依存タイプの人は、ストレス刺激に対してはちゃんとストレスホルモンが上がって15分後には元の状態に戻って「お~!この方は健康なのかも?」と思っていると40分後に急上昇してしまう。要するに爆音を聞いた時に「うちの○○ちゃんがこの爆音を聞いたら大変だわ~!」とストレスホルモンが上がっていて、健康な人が「何じゃこの爆音は!うるせーなー!」と感じるのとは違う。
自分で感じていないで、共依存で他の人に憑依して感覚を感じているので一見まともに見えるが、その場でちゃんとストレスを自分で感じていないので、あとからストレスホルモンが急激に上がってしまい「何であいつあんな音を聞かせやがって~!」と怒りが湧いてきてしまう。
この共依存タイプの方に「○○の恐怖」×7を唱えていただき一ヶ月後に「ファ~ン!」ともう一度爆音を聞いていただいたら、今度はストレスホルモンが全く上がらない無反応タイプに変化した。この無反応タイプの特徴は世間体を気にする人で、同時に常に人に駄目出しをしてしまうタイプとなる。世間様の目で物事を見ているので、全てが批判的に見え、聞こえてしまう。

 

興味深いのは、共依存の状態から変化したと思ったら、今度は世間体を気にしてしまう駄目出しに変化したということである。
でも、遺伝子のコードで見て見ると、あるある!共依存と駄目出しが共通している遺伝子が。それが「MAPK1(マップK-1)である。

 

共依存は夫や子供に執着しているからなるのではなくて、遺伝子があるから常に人の気持ちを考えてしまう、という状態になってしまう。世間体を気にしてしまうのも肝っ玉が小さいから、とかエエカッコシイ(関西ではいきっている)だからそうなってしまう、のではなくてやっぱり遺伝子があるから、と言うことになる。

 

問題は、それがあるからその場でちゃんとストレスに反応できなくて、あとから怒りが湧いてきてしまうので、他の人と違った怒りの表現の仕方になって理解されづらくなる。周囲からちゃんと怒りを受け止めてもらえなければどんどん脳内にストレスが蓄電して、その電気が様々な症状を生み出してしまう。

 

「MAPK1の還元」や「MAPK3の還元」を唱えてみてストレス刺激に適切に反応できるようになると、ストレスが発散できて脳内の蓄電がなくなり、症状が消失するという仮説がここにある。

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