「一体感」で周りが変わる

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「一体感」で周りが変わる

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2018/04/14 「一体感」で周りが変わる

「一体感」という言葉で「もしかしたら睡眠が整うかも!」という感じ。

 

「え?睡眠が整ったってしょうがないじゃない!」と思われるかもしれませんが、睡眠パターンがちゃんと整うことで注意欠陥多動性障害の症状が変化する!という奇跡が起きます。

 

ラットなどの動物を使った実験では、一度、脳が壊れちゃったら元に戻らない!となります。

 

ラットと人間の大きな違いって「言葉が使えるかも!」ということ。

 

言葉で脳の神経細胞の活動を活発にしたり、静にしたりすることができるかも!と考えるわけですね。

 

言葉というのは非常に複雑だから、脳の神経細胞の活動を長期的に静にするのって難しいかも!ということに気がついて「呼吸に注目しよう!」と優秀な臨床家がたどり着いたのが「マインドフルネス」だったりするのかもしれませんね。

 

昨日の話の続きからすると「背側縫線核」は孤独を感じると」活発になる、とありました。

 

そして「縫線核」は、睡眠パターンや呼吸に関係している、ということから「呼吸に注目したら縫線核の活動が静になるかも!」という感じになるんですよね。

 

呼吸に注目して縫線核の活動が静になれば「孤独」を感じることがなくなり「精神的にパニックになったり、発作を起こすことが少なくなった!」というメリットになります。

 

「一体感」という言葉でも「呼吸に注目する」と同じような効果があると考えます。

 

でも、実際にいろんな場面で「一体感」を唱えていただくと、面白いことが起きます。

 

それは「あれ?周りの人たちが変わっていく!」となること。

 

お子さんがいたら、お子さんの適応が上がったり、一緒に働いている人たちの「働き方が変わって楽しそうに生き生きしている!」と感じるようになった、という報告があります。

 

周囲の人たちのパフォーマンスがどんどん上がって「すごいかも!」と思えるように変化してくるんです。

 

でも、誰もそれが「一体感」と唱えている方のおかげだって気がつかない。

 

子供だって、本当は「私が“一体感”と唱えていたから、どんどん明るく元気になった!」というのに、そんなことは子供は気がつかないから「自分が読んだ漫画の影響で精神的に明るくなることができた!」と理由づけるから面白い。

 

周りの人たちの仕事の効率がものすごく上がっても「これまで仕事を真面目にこなしてきたから、みんなの技術が上がった!」と理由づけちゃうんですよね(それだったらとっくの昔に上がってなきゃおかしいやろ!と突っ込みたくなりますよね!)。

 

自分では、なんとなく「もしかしたら”一体感”と唱え続けていたからみんなが変わったの?」とちょっと自信がないけど「それ以外考えられないよね!」と思うのです。

 

でも、誰も感謝もしてくれないし、わかってくれないから「え~い!ムカつくからこいつらの前で唱えるのをやめちゃろ!」と思うことがあるんですよね。

 

天国と地獄の笑い話があります。

 

地獄って、目の前にすごいご馳走があるんですけど、それをめちゃくちゃ長い箸で食べなくっちゃいけなくて「せっかく美味しいものが目の前あるのに箸が長すぎて食べられない!」となっている、というんです。

 

天国はというと、同じ料理で同じ長い箸があって、地獄と同じようにみんなが向かい合って座っているのですが、長い箸を使って相手の皿から美味しいものをつまんで、そして相手に食べさせてあげます。そして、相手も長い箸を使って私に食べさせてくれる、という面白い循環。

 

「一体感」という言葉を唱えていると「あれ?自分のために唱えていたはずなのに周りにものすごく影響が」となった時に「嫌~!私のためなのに~!」と唱えるのをやめたくなるからちょっと面白い。

 

ですから「一体感」を唱えていたら、周りのみんながどんどん変化していって、自分もそれとともに一体感が感じられるようになって、そして自由になった!となればOKなんですよね。

 

でも「せっかく私が唱えているのになんであんた達が変わっているのよ!」という「ケチ」な精神が出てきちゃったら次のステージが必要となるんです。

 

それは、お金持ちになるための脳に変える、というステージです。

 

つづく

 

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