リソースについて書けという指令

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リソースについて書けという指令

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2017/12/12 リソースについて書けという指令

朝、目覚ましで起きた時に、いきなり頭の中で「リソース」という言葉が浮かんできた。

 

「なんやねん!朝から~!」となっていたが「え?これって催眠のお師匠さんから教えていただいていた大切な言葉じゃないか!」と思い出す。

 

リソース(resource)を直訳しちゃうと「資源」となりますが、お師匠さんが「リソース」という言葉を使う時は「その人が持っている才能なんだけど、その人がその才能に気がついていないもの」となっていた気がします。

 

例えば、ある人が「人間関係でいつも緊張しちゃって、そして自分の思っていることが相手に伝えられないんです!」ということに悩んでいたとします。

 

この人のリソースは何?というお題がお師匠さんから出されるんです。

 

ここで出てくるのが「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざです。

 

ペラペラ喋っちゃうと人間関係にどっぷり巻き込まれてしまいますが「思っていることを伝えない」ということで相手の動きを見定めて、相手との適切な距離を緊張することによって測っている、ということになります。

 

この方は「緊張して喋れない!」と思っているけど、それがその人の隠れたリソースで「危ない人に巻き込まれないように適切な距離を緊張によって保っている」ということ。

 

まさに「沈黙は金」なんですね。でも、ベラベラ喋っている銀の方が魅力的に見えちゃったりするんです。

だから「自分はダメだ~!」なんて思っているのですが、その方が自分のリソースの「金」に気がついて見ると、意外と周りの人から一目置かれていたりするんですよね。

 

自分ではオドオド、ビクビクしているつもりが、周りの人からは全然違った風に見られていたことがわかってきます。

「え~?周りの人って全然私が思っている自分像とは違う風に見てたんだ!」ということが明かされていくんです。

 

「人前で緊張して喋れない」という方のリソースをもうちょっと深く掘り下げて見ると、孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉が出てきます。

 

この方の場合は「自分のことをよく知っているから、ベラベラ喋らない」というのがリソースとなります。

「己を知る」というのは、自分の存在の小ささを知っていればいるほど「本当の意味での賢さを持っている」ということになります。

ですから、この「人前で緊張して喋れない」という方のリソースは「思慮深さ、賢さ」だったりするんですね。

 

「思慮深さ、賢さ」というリソースに気づくことで、その方の全然違った側面が見えてくるんです。

 

さあ!ここでお題です。

 

「過去の嫌なことがぐるぐる頭を回っちゃって、先に進むことができない!」という方のリソースはなんでしょう?

 

意外とリソース探して簡単かも?

 

(つづく)

 

 

 

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