あの俳優さんのように自由になるには

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あの俳優さんのように自由になるには

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2017/11/30 あの俳優さんのように自由になるには

昨日、テレビを見ていたら、私が好きな北海道の俳優さんがバラエティ番組に出演していて「たこ焼きは冷ましてから食べる!」なんてことを言っていて「面白い!」と笑っていました(別に冷まして食べることが面白いわけじゃないんですけど)。

 

いろんな専門家が、その俳優さんの行動を分析していて「器が小さい」とか「自分だけが目立ちたがる」などと言っていました。

 

でも、その俳優さんの場合、周りの人からダメ出しをされればされるほど「この人やっぱり面白い!」ってなるんですよね!すごい!

 

私が「器が小さい!」とか「自分だけが目立っていなきゃダメな人!」とあんな場で言われたら、マジで発作を起こして涙目になるかも!!

 

そんな反応になってしまう私は、ここでも何度か書いていますが「人の言葉を真に受けちゃう」という問題が私にあるから?

「真面目すぎる!」という問題があるからかな?なんであの人のように楽しく面白く対応できないんだろう?とあの場面を自分に置き換えて考えてみます(真面目か!)。

 

あの俳優さんの番組を見ていると「結構、真面目なところがあるよね」と思うのですが、どこか私の真面目さとは違うんですよね。

 

憧れのあの人との「違い」ばかり見てしまうと、どうしたらあのような人みたいになれるのか?という解決策が見えなくなってしまうので、ここで「私との共通点はどこ?」と考えて見ます。

 

「器が小さい」

「自分が中心じゃなきゃ嫌だ~!」

あと、あの昔の北海道のバラエティー番組を見ていて「ディレクターの無茶振り企画に嫌々乗っかっちゃう!」と言うのも「私もある~!」となります。

ヨーロッパを短期間でドライブで縦断しよう!とか、カブ(ホンダの小さいバイク)でアジアの街を走り抜けたり、なんて「無茶でしょ!」という企画を次から次へとこなして行くのは結構私の中で参考になっています。

 

だから、出版社の方から「その企画は無茶でしょ!」というのがあっても「う~ん!やってみます!」と受けてしまいます。

あの俳優さんはどうかわからないけど「あ!断るのができないんだ!」という特徴があるから無茶振りも受けちゃうのよね。そう考えると共通点は「やっぱり肝っ玉が小さいのね!」となります。

 

クライアントさんからの無茶振りも「やってみます!」と、今では変な遺伝子のコードまで使ってしまっています。そしてとうとう「過去も変えちゃうぞ~!」と危ない発想まで(本当は真面目なカウンセラーなのに)。

 

こうして、憧れの人と「自分は違う!」というところを探すんじゃなくて「あ!同じところがあるのかも!」と共通点を探して行くことで、相手の真似をしていることになるからミラーニューロンが活性化されて「お!あの人と同じになるにはこうすればいいんだ!」ということが見えてくるんです。

 

あの俳優さんの場合、「器の小ささ」、「自己中心的」そして「肝っ玉が小さい」というのは「美味しいキャラクタ~!」として受け止めています(私予測ですけどね)。私の場合は「それを持っていたら恥ずかしい、みっともない、人よりも劣っている」という劣等感につなげてしまっていたんですね~!

 

「なるほど!」

 

開き直るのとはちょっと違っていて、がめつい大阪のおばちゃんが「がめつい私を見てて面白いやろ!」という感じで全面的にキャラクターとして出して行くと「お~!愛されるキャラクターになるんだ!」と。

 

それを「隠そう!隠そう!」としているとおかしなことになるけど、それを全面的「面白いでしょ!」と出せばあんな風になるのかもしれない!って思うんです。

 

ポイントは「器が小さいのは面白いやろ!」という感じ。

 

ここで「私、器が小さいんです、すぐにちょっとしたことで動揺したり怒ってしまうんです~!」と“弱み”として表現してしまうと「嫉妬の攻撃をされてしまいます~!」となります。

それを聞いた周りの人は「そんなことないよ!」とか「そんな動揺しているってわからないから!」と否定してくれているのですが、脳内ではしっかり「ビビビッ!」の電気ショックが起きているので「あれ?慰められているのにどんどん惨めになって行く~!」という面白い現象が起きるんです。

 

あの俳優さんのように「器の小さいの面白いでしょ!」と思うだけで「あ!こんなに違うんだ!」という世界を見ることができます。

 

「私の自己中って面白いでしょ!」と自分で頭の中で言って見るだけで「あれ?どんどん軽くなってくるかも!」とあの俳優さんの世界が見えてくるような気がします。

 

自分の短所を長所として見方を変えて見る、という心理療法のテクニックは「リフレーミング」と言います(フレームを変えて短所を見ると長所に見えた~!というテクニック)。

 

でも、あれって真面目にテクニックとして使ってしまうと、結局、意識に阻まれてあまり心の中に入っていかないんでしょうね!

 

「肝っ玉の小さいのって面白いでしょ!」という言葉の方ががより無意識さんに近くて、あの俳優さんのように自由に私を導いてくれるような気がするんです(真面目か!)。

 

P.S

 

「行動できない自分からの脱出方!」(清流出版)の広告が12月10日の日曜日に日経新聞でど~ん!と出ます。

「大反響4刷!」ですって!

いや~!みなさんのおかげです。

すごいです。

いつも、日経新聞の本の広告の欄を見ながら「いつか、ここに自分の本も載せられたらいいな~!」とずっと思っていたわけですから。

 

今では「ヒャ~!恥ずかしい!」って当日の新聞開けられなくなっていますから!!

 

みなさんと一緒に夢を追っています。

 

いつも応援してくださってありがとうございます。

 

大嶋 信頼

 

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