タイムマシーンは過去に飛べちゃう便利な道具

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タイムマシーンは過去に飛べちゃう便利な道具

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2017/09/16 タイムマシーンは過去に飛べちゃう便利な道具

私が以前、悩んでいたのは「人とうまく話ができない」でした。

 

人の中に入って話をすると「ち~ん!」と沈黙になってしまって「やっぱり私は話すのが下手なんだ!」と落ち込む。

 

「わかってもらえない!」と思えば思うほど焦っちゃって、そして思っていることと出てくる言葉が繋がらないんです。

 

うまく伝えられない、このもどかしさ。

 

自分では「頭が悪いから喋りが下手」とか「場の空気がうまく読めないからうまく喋れないんだ」や「真面目すぎるから話が面白くなくて相手にされない」というような原因を考えて自分を責めちゃいます。

 

「話が下手!」という場面を思い浮かべると、後頭部がモヤモヤしちゃいます。

 

簡単に「“この話が下手”って何歳の時から?」と思った時にパッと頭に浮かんだのが「5歳」というのを信じちゃいます。

 

自問自答だけど「何歳の時からかな?」と問いかけてみると、なんらかしらの数字や、その当時の自分が浮かんできたりするんです。

 

例えば「5歳」と浮かんだ時に、催眠のお師匠さんだったら「5歳の自分が感じている感覚」や「5歳の自分が見ている風景」や「5歳の自分が聞いている音」などを確かめてみましょう!なんて催眠的な誘導をするんです。

 

これは、ちょっと前に説明した「目の前に見えていないものを見る!」というテクニックで、それをした時に催眠状態に入ることができちゃいます。

 

視覚、聴覚、触運動覚(身体感覚のこと)の大きく分けて3つがって、人によって「場面や人をイメージするのが得意!」とか「音を想像するのが得意!」や「その時の体の感覚を思い出すのが得意!」って得意分野があったりします。

もちろん3つともできる人もいます。

 

私の場合「5歳の自分」と思った時に、ワナワナと怯えて震えている感覚があって「あ~!この感覚懐かしい!」となりました。

 

居ても立っても居られない落ち着かない感じ。

焦っているような、この場にいちゃいけないようなこの感覚。

いつも「落ち着きがない!」と幼稚園の先生から怒られていたあの頃。

いつも鼻水を垂らしていて「自分は汚い子」というあの感覚。

 

「そんな自分と一緒に「すぐに不安になってしまう」が一瞬で消える方法(すばる舎)の呪文を探してみましょ!」ということをやります。

 

上に書いたような呪いの症状を解く呪文を5歳の自分とともに唱えて確かめてみます(「5歳の自分とともに唱える」ということを思うだけで催眠状態になれます!簡単!)。

 

「うまく人の輪に入っていけない時の呪文」を5歳の自分と一緒に唱えます。

この「一緒に唱える」というのは催眠的な意味があり、実際は自分自身が唱えていても構いません。人によっては、5歳の自分を目の前にイメージできて、その自分と会話をして唱えてもらう、ということもできます。「5歳の自分と一緒に唱える」というのがあれば、どんな形でも大丈夫です。

 

「う~ん、これとは違うな」というのがわかります。

 

人の気持ちを想像しすぎちゃって不安になってしまうのを解消する呪文を一緒に唱えてみます。

 

「これだと、怒りが爆発しそう!」となります。

 

自己愛(ナルシズム)の呪文を一緒に唱えて見ると「あ!頭が痛くなってきたから違うかも!」となります。

 

一緒に唱えながら確かめていくと「あ!やっぱりリミットレスのコードなんだ!」と唱えた時に頭がスッキリします。

 

モヤモヤした感覚が抜けるのですが「ちょっと待てよ!5歳の君!これを唱えられるのか?」と不安になります。

 

そこで5歳の自分がこの呪文を覚えられるまで一緒に唱えて、覚えてもらいます。

 

優しく、わかりやすく、ゆっくりと、一緒に唱えていくと、今の自分の中で「あ!喋るの苦手じゃなくなってきたかも!」と思えるのは自分の過去が変わっていくから、と考えると面白くなっていくでしょ!

 

ちゃんと5歳の子に親切丁寧に呪文を教えて「いつも唱えるように心がけてね!」と丁寧にお願いすると「お~!今の私が変わってくる!」という感覚になるから面白い。

 

こうしてブログで文章を書いている時に、コンピュータのバックグラウンドで違う作業をさせて、いつのまにか違う作品がちゃんと自動的に完成している!という感覚。

 

今の自分が「過去は変わらない!だから今の自分の話し下手も基本的には変わらないんだ!」と思っちゃっている。

 

5歳の自分が唱えることで、この現実をぶち壊しちゃいましょ!という面白い試みをしちゃいます。

 

5歳の自分はかなり真面目に唱えてくれたみたいで「あ!話だけじゃなくて勉強もできちゃうかもしれない!」と集中力がアップしているのを感じるんです。

 

こうして過去の自分を変えることによって「ネットワーク全体を変えてしまう」という現象が起きるんじゃないか?と思っているんです(ちょっと難しい話だからはしょりますね)。

 

「あの時の自分がこの呪文を知っていたら!」と思ったら、それがチャンスなんです!

 

(つづく)

 

 

 

 

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