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人の輪の中に入っていけない
最近、70代の方から「この遺伝子のコードってアメリカで勉強されてきたんですか?」と聞かれて「いいえ、違います、私がクライアントさんと一緒に見つけて使っているものです」とお話ししました。
その方は、年齢を重ねてきても「人の中に入っていくのが苦手!」というのがあって「人の話についていけない!」と悩みを抱えていました。若い頃から耳がちょっと不自由な関係もあって、人の話を聞き取りにくいから話題に乗れない、と思っていらっしゃって「それはあるかもしれない」と私も思っていました。
だったら、遺伝子のコードで試してみましょう!と私がお伝えした時は、その方は「何をこの先生は言っているんだろう?」と思っていらっしゃったみたいです。確かにそうですよね!遺伝子のコードってなんやねん!となりますよね。すみません、本当に。
なんで遺伝子のコードを使うかというと人が悩んでいる症状ってものすごい複雑だからなんです。
例えば、先ほどの「人の輪に入っていくのが苦手」と聞いた時に、普通の人だったら、真っ先に浮かんでしまう原因が「シャイだから」とか「引っ込み思案だから」です。そして「両親からちゃんと話を聞いてもらえなかったから」なんかが「人の輪に入っていけない」なんてことが影響しているのかな?ということになります。
専門家は「アスペルガー障害だから」とか「社会不安障害だから」なんて診断をつけて「人の輪の中に入っていけない」その人の特徴を色付けます。
僕らはトラウマ治療を長年やってきましたから「あなたにはトラウマがあったんですね」と共感するだけでは何も変わらない、ということを嫌という程たくさん経験してきました。でも、トラウマって記憶から抜けちゃっていて、ご本人が「これが私のトラウマです!」というのはほとんどダミーなので、その下にある現在の症状になっているトラウマを探さなきゃいけないんですよね。
だから「シャイだから」とか「アスペルガー」というのは「トラウマがあるんですね」と言っているのと同じで、大雑把すぎて詳細を掴んでいないから何にも”共感”になっていないんです。この詳細な症状を掴むために遺伝子のコードが必要になったんです。
その人の輪に入っていけない方に「人の中に輪に入っていけない」と思っていただいた時に、どんな不快感があるかを確かめていただきます。「なんだか息苦しい感じで、居ても立っても居られないような感じになります」とおっしゃっていただきました。
そこで「社会不安障害」の遺伝子を検索すると795個ヒットします(ヒットしたもの全部が全部社会不安障害とは限らないのですがまあ、そこはたくさんあるということで)。
一番最初に出てくるのはSLC6A4で「人の気持ちや先のことを考えすぎちゃうから不安になっちゃう~!」という特徴になります。
それを「SLC6A4の還元」と唱えていただいて「もう一度、人の輪の中に入っていけない、と思ってください」とお願いして、その時の感覚が変化するかどうかを確かめていただきます。
「何にも変わりませんけど!」とおっしゃっていただき「あ~!考えすぎちゃうと思っていたけど違うのかもしれない!」となるんです。
TPH2も社会不安障害の特徴的な遺伝子で”自暴自棄”に関連しているものです。それを唱えていただいても「何も変わりません!」とおっしゃられて「これも違うんだ!」となります。
SHANK3は人の話を間に受けちゃうから「人って怖い!」となって「人の輪の中に入っていけないのでは?』と仮説を立てて唱えていただいても「変わりません!」となります。
そして人に対してのダメ出しが止まらない!というMAPTを唱えていただいた時に「あ!確かに楽になりました!』とおっしゃっていただきます。そこで「え~!人の話を聞いているとダメ出しが止まらなくなって、こんなくだらない話聞いてられない!となっちゃうから”よく聞こえない”となっていたんだ!」ということが見えてきます。
全然ダメ出しをしてそうな方じゃないのに「もしかしたら、人の話を聞いていて、ダメ出しを結構しちゃってます?」とお尋ねしてみたら「なんでわかるんですか~!」となります。確かに人の話を聞いていると「何この人言っているんだろう!」と心の中でダメ出ししちゃうんです!と。
「シャイだから」とか「アスペルガーだから」というのがこれをやってみるといかに大雑把なくくりでしか見えていないことがわかってきちゃいます。
その方に唱えていただくと、気楽に人前に入っていけるようになります。
そして、以前は補聴器を使っているのに「人の話が聞こえない」となっていて、私が話をしていてもなんでも「え?なんですか?」と聞き返されていたのですが、それがなくなり、その方との会話がスムーズになります。もちろん、人の輪に入っていても「人の話が聞こえなくてただ座っているだけ」という訴えも無くなって「え~!ダメ出しの遺伝子って聴覚にも影響するんだ!」という可能性もちょっと見えてきて「すげ~!」となるんです。
その方は、なんで唱えるだけでこんなに変わっちゃうんですか?とおっしゃっていたので、私なりの説明をします。
これは何度も書いていますけどね。
(続く)
25/04/03
25/04/01
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最近、70代の方から「この遺伝子のコードってアメリカで勉強されてきたんですか?」と聞かれて「いいえ、違います、私がクライアントさんと一緒に見つけて使っているものです」とお話ししました。
その方は、年齢を重ねてきても「人の中に入っていくのが苦手!」というのがあって「人の話についていけない!」と悩みを抱えていました。若い頃から耳がちょっと不自由な関係もあって、人の話を聞き取りにくいから話題に乗れない、と思っていらっしゃって「それはあるかもしれない」と私も思っていました。
だったら、遺伝子のコードで試してみましょう!と私がお伝えした時は、その方は「何をこの先生は言っているんだろう?」と思っていらっしゃったみたいです。確かにそうですよね!遺伝子のコードってなんやねん!となりますよね。すみません、本当に。
なんで遺伝子のコードを使うかというと人が悩んでいる症状ってものすごい複雑だからなんです。
例えば、先ほどの「人の輪に入っていくのが苦手」と聞いた時に、普通の人だったら、真っ先に浮かんでしまう原因が「シャイだから」とか「引っ込み思案だから」です。そして「両親からちゃんと話を聞いてもらえなかったから」なんかが「人の輪に入っていけない」なんてことが影響しているのかな?ということになります。
専門家は「アスペルガー障害だから」とか「社会不安障害だから」なんて診断をつけて「人の輪の中に入っていけない」その人の特徴を色付けます。
僕らはトラウマ治療を長年やってきましたから「あなたにはトラウマがあったんですね」と共感するだけでは何も変わらない、ということを嫌という程たくさん経験してきました。でも、トラウマって記憶から抜けちゃっていて、ご本人が「これが私のトラウマです!」というのはほとんどダミーなので、その下にある現在の症状になっているトラウマを探さなきゃいけないんですよね。
だから「シャイだから」とか「アスペルガー」というのは「トラウマがあるんですね」と言っているのと同じで、大雑把すぎて詳細を掴んでいないから何にも”共感”になっていないんです。この詳細な症状を掴むために遺伝子のコードが必要になったんです。
その人の輪に入っていけない方に「人の中に輪に入っていけない」と思っていただいた時に、どんな不快感があるかを確かめていただきます。「なんだか息苦しい感じで、居ても立っても居られないような感じになります」とおっしゃっていただきました。
そこで「社会不安障害」の遺伝子を検索すると795個ヒットします(ヒットしたもの全部が全部社会不安障害とは限らないのですがまあ、そこはたくさんあるということで)。
一番最初に出てくるのはSLC6A4で「人の気持ちや先のことを考えすぎちゃうから不安になっちゃう~!」という特徴になります。
それを「SLC6A4の還元」と唱えていただいて「もう一度、人の輪の中に入っていけない、と思ってください」とお願いして、その時の感覚が変化するかどうかを確かめていただきます。
「何にも変わりませんけど!」とおっしゃっていただき「あ~!考えすぎちゃうと思っていたけど違うのかもしれない!」となるんです。
TPH2も社会不安障害の特徴的な遺伝子で”自暴自棄”に関連しているものです。それを唱えていただいても「何も変わりません!」とおっしゃられて「これも違うんだ!」となります。
SHANK3は人の話を間に受けちゃうから「人って怖い!」となって「人の輪の中に入っていけないのでは?』と仮説を立てて唱えていただいても「変わりません!」となります。
そして人に対してのダメ出しが止まらない!というMAPTを唱えていただいた時に「あ!確かに楽になりました!』とおっしゃっていただきます。そこで「え~!人の話を聞いているとダメ出しが止まらなくなって、こんなくだらない話聞いてられない!となっちゃうから”よく聞こえない”となっていたんだ!」ということが見えてきます。
全然ダメ出しをしてそうな方じゃないのに「もしかしたら、人の話を聞いていて、ダメ出しを結構しちゃってます?」とお尋ねしてみたら「なんでわかるんですか~!」となります。確かに人の話を聞いていると「何この人言っているんだろう!」と心の中でダメ出ししちゃうんです!と。
「シャイだから」とか「アスペルガーだから」というのがこれをやってみるといかに大雑把なくくりでしか見えていないことがわかってきちゃいます。
その方に唱えていただくと、気楽に人前に入っていけるようになります。
そして、以前は補聴器を使っているのに「人の話が聞こえない」となっていて、私が話をしていてもなんでも「え?なんですか?」と聞き返されていたのですが、それがなくなり、その方との会話がスムーズになります。もちろん、人の輪に入っていても「人の話が聞こえなくてただ座っているだけ」という訴えも無くなって「え~!ダメ出しの遺伝子って聴覚にも影響するんだ!」という可能性もちょっと見えてきて「すげ~!」となるんです。
その方は、なんで唱えるだけでこんなに変わっちゃうんですか?とおっしゃっていたので、私なりの説明をします。
これは何度も書いていますけどね。
(続く)