自己評価ってなにでできているの?

心の傷を癒す心理相談室、株式会社インサイト・カウンセリングです

03-3433-2721

〒105-0021 東京都港区東新橋2-16-3カーザベルソーレ4F

営業時間/AM10:00~PM18:00 定休日/日・祝

自己評価ってなにでできているの?

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/11/01 自己評価ってなにでできているの?

「人からどう思われているのか?」ということが気になって集中できない、というのを”自己評価”が気になって集中できない、それにはどんな遺伝子コードが?という質問をいただきました。

 

”自己評価”で集中できない、っていう発想が「面白い!」と思いました。

 

「他人からどう思われているのかが気になって」というのだったら”他者評価”になるのかもしれません。

 

でも、ここで仰っていただいているのは「自己評価が低いから他人の目を気にしてしまったり、未来が不安になる」ということと解釈しました(ホ~!)。

 

確かに自分に自信があったら他人の評価なんか関係ないし、未来は楽しみで仕方がない、ということとなる、という予測になるのかもしれません。

 

ちなみに英語で”自己評価”はSelf-evaluationになります。

これだと遺伝子の検索ではヒットがありません。

 

だったら自己評価が高い、低いの”Self-esteem”で検索したら遺伝子が41個ヒットします。

 

検索結果のトップが強迫性障害や躁うつ病、気分障害に関連する遺伝子のSLC6A4になります(強迫性障害=潔癖症とか完璧主義や確認癖なんかに関連します)。この遺伝子は摂食障害や社会不安障害なんかにも関連しています(へ~!)。

 

二番手が神経性無食欲症、アルコール依存症、そして、大うつ病性障害なんかに関連する遺伝子でHTR2Aでした。やっぱり強迫性障害とかにも関係しています。

 

そして、三番手に来たのがTTF2で自己愛性人格障害や性的サディズム障害に関連する遺伝子です(へ~!)。

 

4番手の遺伝子がDRD4になります。この遺伝子はチック症、注意欠陥多動性障害、そして分離不安障害(愛着のある人物や場所から離れることに対しての不安を感じる障害)に関連しています。

 

SLC6A4はセロトニントランスポータ(セロトニンを運ぶ)の遺伝子でHTR2Aはセロトニンの受容体の遺伝子になります。セロトニンは血管の緊張を調整する物質として発見されて、人では体内リズム、神経内分泌、睡眠、体温調節に関与しています。

消化管のセロトニンが過剰に分泌されると下痢になって、少ないと便秘になります。

 

ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をセロトニンはコントロールしていて、精神を安定させる役割をしています。

 

ちなみにDRD4はドーパミン受容体の遺伝子になります。ドーパミンは運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習なんかにも関わっています。

 

中脳皮質系のドーパミンってプロラクチンの分泌を抑制しています。

男性の場合は、プロラクチンの分泌によって急速に性欲を失っちゃいます。

女性の場合、高プロラクチン血症で妊娠しにくい状態になります。

 

こんな感じで見ていくと「自尊心って何?」という仕組みがだんだん見えてくるような気がしますね(って誰がこんな情報で見えるっちゅうねん!)。

 

面白いですよね~!(だから、誰がこんなの面白いって思うねん!)。

 

ちゃんと説明しま~す!

 

でも、この仕組みを説明したら大変なことになるかも?

 

迷う~!本音モードの発動か?

 

一応、つづく

TOP