仮病じゃないのよ!仮病じゃ!

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仮病じゃないのよ!仮病じゃ!

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/10/01 仮病じゃないのよ!仮病じゃ!

子供の頃、「あれ?喉がおかしい!風邪を引いたかな?」と思って親に訴えると「あんたが気にし過ぎるから!」と”気にし過ぎ”にされてしまって”詐病的”疑いを掛けられてしまいます。

 

学校に行きたくないから、ちょっとでも異常があったらすぐに「風邪を引いた!」と言って甘える!と。

 

また「親に甘えたいから病気になろうとする!」と言われていました。

 

自分自身は「本当にのどの調子が悪いのに!」と信じてもらえず、そのうちに熱が出て「ほら!熱だって出たでしょ!」と言っても「あんたが気にし過ぎるから!」と言われたのを覚えています。

 

でも、免疫の暴走のことを考えてみたら、あの症状のことがよくわかるようになりました。

 

喉の引っ掛かりを気にして「えへん!えへん!」とその引っ掛かりに注目を向ければ向けるほど不安になり、免疫が暴走してさらに炎症物質まで、という感じで実際に炎症が起きてしまいます。

 

もうちょっとわかりやすいのが虫刺され後です。

蚊に刺された後に「かゆ~い!」と掻いてしまうとどんどん痒みがまして、皮膚が炎症を起こしてしまいます。

 

虫刺され後を触らないようにしていれば、炎症は収まるのですが、触ってしまうと炎症は長期化してしまう、という面白い現象があります。

 

これはちょっと余談で興味い話なのですが、この触らなくていい患部を触ってしまう、それが止められない!というのも遺伝子の影響になります。

 

私の家系にもあるチック症の遺伝子のSLITRK1は抜毛と掻破痕(掻きむしっちゃう)の症状があります。

「髪の毛を抜くのが止まらない~!」というのと「傷口を触るのが止まらない!」というのもチック症関連の遺伝子と考えたらとても興味深いです。

 

この遺伝子を持った私が「のどの炎症が気になる!」と気にして「エッヘン!エッヘン!」とやれば、患部を刺激することになり、炎症物質が、という感じになって「風邪のいっちょ上がり~!」となっていたって考えられるんです。

 

これがSLITRK1の影響だけじゃなくて、腸の穴であるリーキーガットで免疫が暴走しているから、ちょっとした患部に対して自己免疫が暴走してしまうから「気になるのが止まらな~い!」となるのかも?と想像します。

 

ある女性の方にリーキーガットのコードを唱えていただいていたら「あれ?いつも失礼な人にカチン!カチン!きて怒りまくっていたのにスルーしている!」と思って「以前よりも、スルーできていますね」とお伝えしてみました。

 

すると「意識的に見ないようにしていたから気にならなかっただけです!」と言われた。

 

ここで興味深いのが、以前は意識的に「気にしないでいよう!」と思ってもどうしても気になってしまって「嫌~!」となっていたのに、意識的に気にしないでいられるようになった、ということ。

 

そう考えてみると、やっぱり腸の自己免疫の暴走ってものすごく私たちのメンタルに影響しているのかも?と考えられるんです。

 

意識的に見ないようにしてもどうしても不快なものが目に入ってしまうのは、自己免疫システムが暴走していて、すぐに異物(ここでは間違っているもの or 矛盾しているもの)に反応してしまうから。

 

一旦気になってしまうと、痒みが止まらなくて掻くのが止められないように、頭の中で不快なことを弄くり回してしまい、不快感がどんどん増幅してしまう。

 

そこから、自然に解放されていくって、とっても興味深いんです。

 

(次回は睡眠のこと)

 

 

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