情報のフィルター

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大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/09/23 情報のフィルター

何でアレルギーの症状と”人のことが気になっちゃう”などの症状と重ねているのかというと”潜在抑制機能障害”をクライアントさんから教えてもらったことがきっかけでした。

 

”潜在抑制機能障害”って難しそうだけど「簡単!」。

人って、自分の周りの情報にちゃんとフィルターがかけられているから、自分の都合のいいことしか意識に上ってきません。

ところが、この”潜在抑制機能障害”の人は、フィルターがかけられないからありとあらゆる情報が意識に上ってきてしまい「なんで?」となってしまいます。

 

喫茶店に入っていて、普通の人だったら、目の前のアイスティーに注目していて「おいしい!」とか「素敵なカフェだな~!」なんて能天気なことしか思いません。”潜在抑制機能障害”の人は、店員さんのちょっとした表情の曇りとか、カウンターの隅の埃、そして後ろで話している人の話し声、床の靴底で感じる汚れの感じ、などの情報がすべて意識に上ってきてしまうから「嫌~!」となってしまいます。店員さんの視線ひとつから「私のことを嫌っている!」とつながってしまい「なんで私のことを嫌うのだろう?」となってしまい、その場にいるのがものすごく苦痛になってしまいます。

 

ある方から「私にはこの”潜在抑制機能障害”の問題があるんです!そして、先生はそんな私の汚い遺伝子を嫌っているんです!」と責められました。

 

え?嫌っているって?

”潜在抑制機能障害”は私自身にもあります。

だから、私も道端に落ちているワンちゃんの○○○が「なんで飼い主は処理しないの?」と思ったら、頭から離れなくなり、不快なのに一カ月たってもそれが頭から消えません。

居酒屋に行ってしまうと、後ろで話しているおじさんたちの話がすべて頭に入って来て「不快だな~!」とぐるぐる回ってしまいます。

他の人だったら、気づきもしないことがすべて意識に上ってきてしまって不快感でいっぱいになってしまいます。

 

私も同じものを持っているのに「嫌っている?」ってなんで?と思って、この”潜在抑制機能障害”の遺伝子のリストを調べた時に「あ~!本当だ!」と思いました。

 

この”フィルターがかけられない”って、花粉症の遺伝子とほとんど一致していたんです。

この”潜在抑制機能障害”って花粉症と共通遺伝子がある!と思ったら面白くなりました。

 

そして、もっと興味深かったのは、私が何で”潜在抑制機能障害”の方に潜在的に苛立っていたのかが遺伝子のリストではっきりしたから。

 

潜在抑制機能障害”のリストの2番目に来るのが「罪悪感」の共通遺伝子で「あ~!私はものすごく罪悪感があるからな~!」と思っていました。すると、クライアントさんは「あ!それ私には無い!」と言われてびっくり!

 

クライアントさんは”罪悪感”は感じていない、と言われて納得!

 

私は、人に質問するときに罪悪感がものすごく強いから「申し訳ない!」とか「こんなことを聞いちゃって悪いことをしてるのでは?」と思ってしまいます。

 

そして、私はクライアントさんの罪悪感が無い質問に対して「ビビビ!」の反応をしていたんだな、ということに気づかされてびっくり!

 

”潜在抑制機能障害”の方は、私のビビビ!の情報もフィルターがないからしっかりと拾っていて「なんで私を嫌うの?」となっていたんです。

 

調べてみると「あ~!罪悪感なのね!」と分かるから面白いです。

 

結局、花粉症の反応は花粉症の遺伝子で止めることはできるのですが、普通の人みたいに花粉をスルーできる体質になりたい、というのが「根本の治療」ということで”免疫のシステム”に注目を向ける必要があります。

 

その免疫を調整しているのが”腸”なんです。

 

花粉症と共通の遺伝子が”潜在抑制機能障害”にあるということは、精神的な症状ももしかしたら”腸”を変化させることで変わるかも?と思って、腸内フローラなどのお話になっているんです。

 

 

 

 

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