自分を責めるのは自己免疫のせい?

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自分を責めるのは自己免疫のせい?

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/08/19 自分を責めるのは自己免疫のせい?

昨日、一冊目の編集作業が終わったと思ったら、次の本の編集原稿がやってきてしまいました(ひえ~!)。

 

今回の原稿は「一般の人が読める本」ということで、出版社の方がちゃんと編集してくださいました。

 

だから、私の癖のある文章はどこにもなく、私の特徴である説明の繰り返しもあまり見られません。

 

「おー! 私の文章とは全然違う~!」

 

これまでは、何度もいろんな角度から説明をすることで「伝わるのかな?」という不安を解消していたのですが、それがほとんどないので「あれ?これでちゃんと一般の人に伝わるのかな?」と不安になります。

 

でも、一般の人にはさらりと書いてあるこっちの方がいいんだろうな~!

 

勉強になるな~!こんなに説明しないでさらっと書いていいんだ~!なんてのんきなことを思いながら編集作業を進めています。

 

楽しい本が出来上がりますように。

 

 

昨日の「うまく踊れない」というお話で「子供を亡くした悲しげな母親に申し訳なくなってしまう」というのがありました。

 

ストーリー的には、生まれてきた赤ん坊でも、母親の悲しげな感情を読み取って「自分が生まれてきたせいで母親が苦しんでいる、悲しんでいる」と解釈してしまいます。

 

その母親を何とかしなければ、と母親の気持ちになり、自分よりも母親の感覚を優先して生きるようになります。

 

だから、基準はいつだって「母親は私がこれをやったらどう思うのだろう?」となります。

 

いつも、どんなに離れていても、母親が頭の中に住み着いているような感じで、すべての価値基準が母親中心になってしまうのです。

 

でも、これをホルモン的、遺伝子的に見てみるともっと違ったストーリーが見えてきます。

 

子供を幼くして亡くした母親は多発性硬化症のリスクが高くなる、という記事を以前紹介したことがあります。

 

なぜ子供を亡くした母親が、というと母親が「自分を責める」というということで自己免疫が自分を攻撃してしまい、神経の線を覆って絶縁体の役目をしている髄鞘を攻撃して破壊してしまうのでは?と考えます。

 

この「自分を責める」という母親から生まれてきた子供が、その自己免疫抗体を受け継いでしまったから、自己免疫が自分のことを攻撃する、ということから「自分を責める」という現象が起きてしまうのでは?と考えます。

 

まあ、医学的に言ったら「そんなこと空想でしかない!」と言われるかもしれませんが、こっちの方の仮説は大胆で興味深いと思います。

 

遺伝子の検索で「罪悪感」で入力すると66個出てきて、さらに「自己免疫」で検索を絞ると27個がヒットします。

そのトップが「自傷行為」と関連する遺伝子だったりします。

 

「罪悪感」というのが考え方の問題じゃなくて免疫抗体の問題だったんだ~!なんてなったらものすごく興味深いです。

 

つづく

 

 

 

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