ドミノ倒し

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ドミノ倒し

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/08/05 ドミノ倒し

静かな湖面で白鳥さんが朝食をとっていらっしゃいました。

 

のどかな朝だな~!

 

 

たまに、頭の中に催眠のお師匠さんの催眠の誘導の声が響いてくることがあります(幻聴か!)。

 

その中でも一番好きなフレーズが「筋肉のいっぽん、いっぽんがほぐれていきます」ということばです。

 

自分の中で勝手に緊張してしまっている筋肉が、このフレーズが頭に響くたびにどんどん緩んでいき、無意識さんに近づいていく~!

そんな素敵な感覚に浸ることができます。

 

催眠療法の誘導から考えると、意識的だと力が入っていて、無意識だと力が抜けて、ということになります。

 

自転車に乗り始めた時のことを思い出します。

意識的に「自転車に乗る」と考えて自分でバランスを取ろうとしているときって、ものすごく体に力が入ってしまっていて、ハンドルがフラフラしてしまいます。体に力が入ってしまっていて、体を左右に傾けて一生懸命にバランスを取ろうとしますが、倒れてしまいます。

 

でも、慣れてくると、自転車を発進させるときも余計な力が必要なくなり、自然とバランスが取れちゃいます。

 

筋肉のいっぽんいっぽんがほぐれて、無意識さんに任せて自転車は自然と前に進んでいきます。

 

自転車で角を曲がるときも、意識することなく余計な力を入れることなく自然と曲がることができちゃいます。

 

何度も何度も練習することで”慣れ”が生じて、考えないで”無意識さん”に自然と任せて、自転車を操ることができるようになります。

 

そう考えると、普段の生活で「自分の思い通りにならない!」ということは、意識的になっていて力が入っているから”無意識さん”に任せることができなくて「変わらな~い!」となっているのかも?と考えてみると面白いです。

 

そんな時に「筋肉のいっぽん、いっぽんがほぐれていきます」というあのフレーズが浮かんできます。

すると、意識的に考えることを自然とやめて、段々と体の力も抜けていって、そして”無意識さん”に任せていけます。

 

あのお師匠さんの「筋肉のいっぽん、いっぽんがほぐれていきます」というフレーズで頭の緊張まで抜けていくということは、私の頭は筋肉でできているのか?(だからあほなんだ~!)。

そんな面白いことまで考えてしまいます。

 

このお師匠さんのフレーズにヒントをいただいて、意識的な人でも無意識さんに自然と任せられるように、と探求しているのが「遺伝子のいっぽん、いっぽんがほぐれていきます」になります。

 

遺伝子のコードを頭の中で繰り返すだけで、余計な力が抜けていって、自然とバランスが取れるようになって「あれ?結構簡単じゃん!」と変化していきます。

 

遺伝子のいっぽんがほぐれていき、人が自由になっていく姿って、無意識さんに任せて自由になっていくのと一緒だからものすごく興味深いんです。

 

ミルトン・エリクソンは、患者さん、患者さんに合わせてスクリプトを念入りに練っていました。

確かに、遺伝子の特徴のことを考えてみると、人によって特徴が全然違うので、相手に的確に合わせる必要があります。

 

でも、催眠のお師匠さんは、もしかしてどんな人にも合う究極のスクリプトを探していたのかも、と思ったりするんです。

 

遺伝子的に考えてみると、一本の遺伝子を倒してしまうと、どんどんドミノ式にほかの特徴的な遺伝子も次々と倒れてすべてが凪になるという素敵な一本を探しているような感じになります。

 

お師匠さんのスクリプトにはそんな魅力を感じていました。

 

そんなお師匠さんのスクリプトにいざなわれて、特徴的な遺伝子のいっぽんいっぽんがほぐれていきます。

 

いつの間にか。

 

 

 

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