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過去が変わる
多分、このブログを読んでくれている人たちは「何で、こんなに小難しいことを書いているのだろう?」とか「科学的にまだ証明できないことを書いたって意味が無いんじゃない?」と思うかもしれない。
まあ、私も仮説に基づいて科学者さんに協力してもらって、遺伝子の検査、ホルモンの動き、そして体内での物質代謝の実験などを行ってみたいな~!とは正直思う。 ちょっとでもいいからやってみたい(正直)。
すばらしい科学者さんやお医者さんたちが、色んな事に気がついてくださっていつかちゃんと検証してくださる、と信じて待っている(いつか、きっと!)。
それまでは、理論物理学のように仮説を立てながら自由になっていきたいと思っている(そんな立派な事じゃないけど、気持ちだけは)。
でも、これまでの本やここで書いている遺伝子の仕組みなどの本当の目的は”外在化”である。
”外在化”とは、ものすごく説明をはしょってしまうと「自分自身を責めないようにする」である。
例えば「僕は大根役者だ!」と思うのは、演技が下手な自分を責めている。 自分を責めることで”自分自身の感覚”じゃなくて”世間様の目”をますます気にすることになるから、自分自身の感覚が無くなる。自分自身の感情が無くなるから「感情移入ができていない演技=大根役者」になってしまう。 自分自身を責めることで、ますます世間を気にして自分の感覚が無くなるから「変わらない!」となってしまう。
まあ、”自分を責めると固着して変わらない”という仕組みは、遺伝子的、ホルモン的な仮説からも説明もすることができるが、皆さんと一緒に書いてきたこれまでの本の仕組みはそんな単純なものではない。
何度かここでは書いたことがあるのだが、私は「過去が変えられる」と思っている(また、アホなことを書いているよ!あは!)。
脳と脳のネットワークがもし存在するとして、そのスピードが現在の科学では計ることができなかったら。 「光よりも速いかも!」と仮説を立てた。 光よりも速かったら、時空を超えるのでは?と考えた。
時間軸を越えて脳と脳がつながるのだったら、過去の自分の脳ともつながることができる。
今現在の自分の過去の自分に対するイメージ次第で過去の自分も変わる。 過去の自分が変わってしまったら、当然、現在の自分に影響が出てくる。
そして、自分の未来が変わっていく。
全寮制の大学に入学したときに「自分にはできるのだろうか?」と英語も全く喋れなかった私は、大学の庭を歩いているときに4年先の自分が全く想像できなくて不安になっていた。が、その瞬間に「いや!お前は結構できるから!」と颯爽と大学の同じ庭を歩いている自分の姿が頭に浮かんできた。その当時は突然浮かんできたそのイメージがなんなのかは全く分からなかった。
大学4年になってすべての試験が終わって成績も発表されて「卒業できる!」と決まった瞬間に歩きなれた大学の庭を歩いていた時に、ここを歩いていた、あの自分の姿を思い出した。
「あ!この自分の姿をあの時見たんだ!」とちょっとびっくりした。
あの時見た、同じ服装、そして、歩き方。あの当時の自分とは全然違っている。
「ここで、あの時の自分に”いや!お前結構できるから!って声かけてあげなきゃ!」と思って、慌てて一年生の不安になっている自分に声掛けをしたのを今でも覚えている。
小学校の時に、虐められて泣いている時にも、同じような現象が起こって、それから自分がどんどん変化していったのを覚えている。 小学生ながらも「これは自分の都合のいい考えなの?」とその現象を自分自身で打ち消そうとしていたが、自分の中からそんな優しい言葉なんか響いてくるわけがなかったので打ち消さないで心にとめていた。 大人になって、ある時、あの小学校の場面を思い浮かべて「あ!あの時、声を掛けたのは今の私だった!」ということを思い出してちょっと泣けてきたことがある。
”後悔”などで過去の自分を責めていたら、その当時の自分の脳と繋がって自分にダメ出しをすることになる。 今現在、頭に響いてくるダメ出しは、未来の自分のダメ出しかも知れない、と思ったら、逆に過去の自分を責めないで肯定してあげれば、頭の中で優しい声が響いてくるかも? そして、ダメ出しから解放されて自由で生きられるのかも?というのが仮説だった。
だから、インナーチャイルドワークという心理療法の手法を使って「過去の困っている自分をイメージの中で抱きしめて優しい言葉がけをしてあげる」ということをしていた時期がある。
催眠療法を使って、過去にさかのぼってその当時の自分自身の状況を現在の自分が確かめることで「自分を責めなくしよう!」という手法も使ってきた。
でも、常識的な”意識”が邪魔をする。
「過去は変えられない!」という意識的な現実。 そして「現実は何も変わっていない!」という意識的な決めつけがある。
これらの言葉が過去の自分たちへの暗示となり、現在の自分の絶望感が過去の自分たちの脳へと伝わっていく。 「何をやっても変わらない」という現実を過去の自分へと垂れ流してしまう。
催眠のお師匠さんは、その意識のバリアーを突き抜けるために”物語”(スクリプト)を一人一人のクライアントさんのために作っていた。物語を通じて、過去の自分を責める事を必要なくしていく。そして、いつの間にか自分を「大切なもの」として受け入れられるようになったときに、すでに過去に固着することがなくなってしまうのは、自分の記憶にある過去とは違ってしまって来ているからかもしれない。
意識的になってしまったら「過去と他人は変わらない」となるが、無意識さんにアプローチすることで違ったアウトカムが得られる素晴らしさをお師匠さんから教わった。
(つづく)
書いていたら結構面白くて長く書いちゃった。すみません、あは!
24/11/08
24/10/18
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多分、このブログを読んでくれている人たちは「何で、こんなに小難しいことを書いているのだろう?」とか「科学的にまだ証明できないことを書いたって意味が無いんじゃない?」と思うかもしれない。
まあ、私も仮説に基づいて科学者さんに協力してもらって、遺伝子の検査、ホルモンの動き、そして体内での物質代謝の実験などを行ってみたいな~!とは正直思う。
ちょっとでもいいからやってみたい(正直)。
すばらしい科学者さんやお医者さんたちが、色んな事に気がついてくださっていつかちゃんと検証してくださる、と信じて待っている(いつか、きっと!)。
それまでは、理論物理学のように仮説を立てながら自由になっていきたいと思っている(そんな立派な事じゃないけど、気持ちだけは)。
でも、これまでの本やここで書いている遺伝子の仕組みなどの本当の目的は”外在化”である。
”外在化”とは、ものすごく説明をはしょってしまうと「自分自身を責めないようにする」である。
例えば「僕は大根役者だ!」と思うのは、演技が下手な自分を責めている。
自分を責めることで”自分自身の感覚”じゃなくて”世間様の目”をますます気にすることになるから、自分自身の感覚が無くなる。自分自身の感情が無くなるから「感情移入ができていない演技=大根役者」になってしまう。
自分自身を責めることで、ますます世間を気にして自分の感覚が無くなるから「変わらない!」となってしまう。
まあ、”自分を責めると固着して変わらない”という仕組みは、遺伝子的、ホルモン的な仮説からも説明もすることができるが、皆さんと一緒に書いてきたこれまでの本の仕組みはそんな単純なものではない。
何度かここでは書いたことがあるのだが、私は「過去が変えられる」と思っている(また、アホなことを書いているよ!あは!)。
脳と脳のネットワークがもし存在するとして、そのスピードが現在の科学では計ることができなかったら。
「光よりも速いかも!」と仮説を立てた。
光よりも速かったら、時空を超えるのでは?と考えた。
時間軸を越えて脳と脳がつながるのだったら、過去の自分の脳ともつながることができる。
今現在の自分の過去の自分に対するイメージ次第で過去の自分も変わる。
過去の自分が変わってしまったら、当然、現在の自分に影響が出てくる。
そして、自分の未来が変わっていく。
全寮制の大学に入学したときに「自分にはできるのだろうか?」と英語も全く喋れなかった私は、大学の庭を歩いているときに4年先の自分が全く想像できなくて不安になっていた。が、その瞬間に「いや!お前は結構できるから!」と颯爽と大学の同じ庭を歩いている自分の姿が頭に浮かんできた。その当時は突然浮かんできたそのイメージがなんなのかは全く分からなかった。
大学4年になってすべての試験が終わって成績も発表されて「卒業できる!」と決まった瞬間に歩きなれた大学の庭を歩いていた時に、ここを歩いていた、あの自分の姿を思い出した。
「あ!この自分の姿をあの時見たんだ!」とちょっとびっくりした。
あの時見た、同じ服装、そして、歩き方。あの当時の自分とは全然違っている。
「ここで、あの時の自分に”いや!お前結構できるから!って声かけてあげなきゃ!」と思って、慌てて一年生の不安になっている自分に声掛けをしたのを今でも覚えている。
小学校の時に、虐められて泣いている時にも、同じような現象が起こって、それから自分がどんどん変化していったのを覚えている。
小学生ながらも「これは自分の都合のいい考えなの?」とその現象を自分自身で打ち消そうとしていたが、自分の中からそんな優しい言葉なんか響いてくるわけがなかったので打ち消さないで心にとめていた。
大人になって、ある時、あの小学校の場面を思い浮かべて「あ!あの時、声を掛けたのは今の私だった!」ということを思い出してちょっと泣けてきたことがある。
”後悔”などで過去の自分を責めていたら、その当時の自分の脳と繋がって自分にダメ出しをすることになる。
今現在、頭に響いてくるダメ出しは、未来の自分のダメ出しかも知れない、と思ったら、逆に過去の自分を責めないで肯定してあげれば、頭の中で優しい声が響いてくるかも?
そして、ダメ出しから解放されて自由で生きられるのかも?というのが仮説だった。
だから、インナーチャイルドワークという心理療法の手法を使って「過去の困っている自分をイメージの中で抱きしめて優しい言葉がけをしてあげる」ということをしていた時期がある。
催眠療法を使って、過去にさかのぼってその当時の自分自身の状況を現在の自分が確かめることで「自分を責めなくしよう!」という手法も使ってきた。
でも、常識的な”意識”が邪魔をする。
「過去は変えられない!」という意識的な現実。
そして「現実は何も変わっていない!」という意識的な決めつけがある。
これらの言葉が過去の自分たちへの暗示となり、現在の自分の絶望感が過去の自分たちの脳へと伝わっていく。
「何をやっても変わらない」という現実を過去の自分へと垂れ流してしまう。
催眠のお師匠さんは、その意識のバリアーを突き抜けるために”物語”(スクリプト)を一人一人のクライアントさんのために作っていた。物語を通じて、過去の自分を責める事を必要なくしていく。そして、いつの間にか自分を「大切なもの」として受け入れられるようになったときに、すでに過去に固着することがなくなってしまうのは、自分の記憶にある過去とは違ってしまって来ているからかもしれない。
意識的になってしまったら「過去と他人は変わらない」となるが、無意識さんにアプローチすることで違ったアウトカムが得られる素晴らしさをお師匠さんから教わった。
(つづく)
書いていたら結構面白くて長く書いちゃった。すみません、あは!