ダメ出しの遺伝子

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ダメ出しの遺伝子

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/06/04 ダメ出しの遺伝子


「日常生活で何にも興味が持てないし、何にもやる気が起きないんです!」という状態がある。

 

ストレス刺激検査で確かめてみる。

 

「ファ~ン!」と爆音直後も15分後も40分後もストレスレベルは、1とか2の値しか出てこない。
(ちなみに、1~200のうちで200だったらめちゃくちゃストレスを感じている)

 

本人は「びっくりした!」という感覚があるはずなのに、ストレスホルモンに変動は見られなかった。

 

確かにの反応じゃ、興味も感動もないよね、となる。

 

このタイプを”共依存タイプⅡ”と命名した。

 

「え?なんで共依存なの?」

 

このタイプの方は「こんな大きな音を出したらご近所さんに迷惑なのでは?」と瞬時に世間体を気にしてしまう。
ストレス刺激に直面しても自分の感覚じゃなくて”世間様”の感覚になってしまうので反応がフラットになってしまう(という仮説)。

 

よく、母親からネグレクトを受けた方が「私の母はいつも世間体を気にしていたんです」という話になる。
普通の人だったら「世間体を気にするなんてあたりまえじゃないの!」となる。
でも、実際は、世間体を気にしていたら反応がフラットになってしまうから感情の機微が無い。
そうなると”優しさ”や”愛情”が感じられない、ということで「愛されていない」となってしまう。

 

いくら「私はあなたのことを大切に思っているのよ!」と言っても大根役者のセリフのように聞こえてしまい、まったく伝わってこないのは、ホルモンの反応がフラットだから。

 

この”大根役者”というのが実は”共依存タイプⅡ”を解明する重要なカギになる。

 

僕が大好きなバレエダンサーの男性はジャンプをしている瞬間に「俺ってすげ~!」という声が本人から聞こえてくるような感じで、ジャンプからも感情が伝わってくる。着地した瞬間に「どうや!」と見えを切り「わ~!」と拍手が鳴りやまなくなる。

 

もう一人のバレエダンサーはジャンプをしていても何も伝わってこない。着地しても「はいはい」という感じでなかなか感情移入することができない。「何でだろう?」と思っていた。
そしたら、テレビのインタビューで「練習をしているときに、自分にダメ出しをするんです」と言っていた。「この肩の位置が駄目だ、とか、腕の筋肉の位置がなっていない」とか自分で鏡を見ながらダメ出しをしている、とその方は仰っていた。

 

「なるほど!」と思った。

 

感動を打ち消してしまうのは本人の中でのダメ出し。
それも世間の目を気にしたダメ出しである。
そうするとストレス刺激でも反応がフラットになってしまうから、感情が表現できない。
感動も感情も感じられないのは、基準が”世間様”だから、ということになる。

 

ストレス刺激でちゃんと反応して、15分後にはストレスはいったん下がるが、再び上がってしまう”共依存タイプ”の方に「母親が気になったら”見捨てられる恐怖”って唱えてみてくださいね」とお願いしてみて、一か月後に検査してみたら”共依存タイプⅡ”に変わっていた。それまで母親で隠れていた他人や自分に対するダメ出しが表面化していた。

 

母親の感覚に依存して生きていたのを「○○の恐怖」で切り離したら、今度は世間様の感覚に依存するようになった、というストーリーが立てられる。

 

これは遺伝子的は何が当てはまるのだろう?と考えた。

 

大根役者のダメ出しと世間体を気にしたダメだし、ということでダメ出しをすることが止められない疾患とは?と考えた時に大学時代に教わった「ピック病」が頭に浮かんできた。

 

ピック病とは前頭側頭型認知症のことで、大学時代には「ピック=突っつく=ダメ出し」と教わった覚えがあった。

 

そして、ピック病の遺伝子のコードを調べてみたら514個も出てきてしまった。
そこで、もっと絞るために”共依存”の遺伝子と共通している遺伝子は?と調べてみた。

 

検索結果はその当時は3つだった。

 

なんと!

 

あのオキシトシンの効果を阻害するかも仕入れないβカロチンの代謝に関連する遺伝子コードだった(その当時の検索では)。

 

ひえ~!

 

人間のイメージができていなかった人が唱えたら”三次元の人間”に見えたあの遺伝子コードだった。

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