次男はつらいよ!

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次男はつらいよ!

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/31 次男はつらいよ!


学生時代にアドラーの勉強をしていた時に、第一子、第二子、第三子の話が面白かった。
アドラーのセオリーをものすごく短縮してしまうと、次男はダメダメっ子になる、ということだった。
実は、アドラーも次男で、長男と三男は母親から愛されていてアドラーは母親から注目されなかった、という話が出てくる。

 

一般の人だったら「親はどの子どもでも大切に思っているから、それはあなたの甘えでしょ!」と言う。

 

臨床をやりながら、クライアントさんの家系図を取るようになると一つのパターンが見えてくる。
第一子が長男の場合は、母親の遺伝子を受け継ぎ、長女の場合は父親の特徴的な遺伝子を受け継いでしまう。

 

第二子になると母親と父親の遺伝子の特徴が入れ替わる。

 

アドラーの兄弟の場合。
長男=母親、次男=父親、三男=母親となる。

 

女性の姉妹の場合
長女=父、次女=母、三女=父となる。

 

混ざっている場合はちょっと複雑だから
長男=母、長女=母、次男=母と男女が入り混じると順番が変わる。
またそれはそのうち書きますね。メンデルの法則を思い出す。

 

母親は同じように子供に注目しているつもりなのだが、自分と同じ特徴の遺伝子を持っている子を抱きしめた時にオキシトシンが分泌されて、父親の遺伝子を持っているとオキシトシンの分泌量が変わるから、次男は「注目されていない!」となってしまうのでは?という仮説を立てた。

 

だったら私は長男なのになぜ?となるのだが、実は私の母親は死産をしているから、実質次男となる。
流産とか中絶とかしていても順番が変わってしまう。

 

母親のオキシトシンが分泌されると「人間だ~!」と三次元の人間の姿が浮かび、人に対しての緊張感があまりなくなる。そして、オキシトシンが分泌されないと「母親から愛されていなかった~!」という感覚が強くなって、人間と言われてもトイレのマークしか出て来なくなり、人前で安心感が得られない子になってしまう、と考えたら面白い。

 

だから、母親の意識はあまり関係なく、遺伝子の一致とホルモンの分泌が関係している、となると興味深い。

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