夫婦生活が満足に営めない

始めから夫婦生活が出来ないケースと途中からでは治療方法が違います。始めから営めないケースは身体的な不快感や苦痛がある
可能性が考えられるため、その原因を特定してから心理的治療をする必要があります。これらの背後に心的外傷が隠れている場合が多くあります。性的な外傷体験は記憶から排除される可能性が高いので、ほとんど本人の記憶には上ってきません。治療するときは、それを表面化させる治療を行うのではなく、無意識のうちに治療が行われる方法を取ります。途中から夫婦生活が送れなくなったケースについては、夫婦のコミュニケーションの改善が必要となります。夫婦生活は最も濃密なコミュニケーションなので、表面的な言語的コミュニケーションに支障がある場合は濃密なコミュニケーションもうまく取れません。コミュニケーションがうまくいかなくなる理由として不快な緊張感が考えられます。カウンセリングの中で、この不快な緊張感を心理療法で除去しコミュニケーションを意識しないでもスムーズに進められるようにしていきます。

問題の特定（２回）→心的外傷治療（４回）→コミュニケーションスキル（４回）→フォローアップ(２回)

※心理療法の効果は個人差があります。