心の傷を癒す心理相談室、株式会社インサイト・カウンセリングです

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大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/10


昨日の天気予報だと「朝雨」だったから、余裕をこいて寝て起きてみたら「あ!雨降ってないじゃん!」と慌てて着替えてジョギングに出掛けた。
春になり、柳の枝に葉っぱが付いて風に揺られてさらさらと動いている姿がとても好き。
「この柳の木もいいな!こっちもいいな!」と次から次へと立ち並ぶ柳の木にちょっと感動。

 

「柳に風」っていい言葉。

 

朝から何をやっているのやら。

 

土曜日に、久しぶりに人前で喋る機会があって、かなり楽しかった。
話を聞いてくださったみなさんの反応がとても素晴らしくて、人前で話をするのも楽しいな~!と思えた。

 

まあ、不真面目なのかもしれないが、あまり話す内容を用意していかない。
なぜなら、自分が一人で用意したものって、その場の雰囲気に合っていないことが多い。
その場で、参加してくださっている人たちとつながって、そして湧いてきたことを話した方が楽しい。
自分が話しているんじゃなくて、みんなの脳とつながって、みんなと一緒に作り出しているストーリーだから。

 

話していて面白かったのは、私が育ったキリスト教では、人には“罪”があってその結果で“不具合”が起こっている、という話になっていた。「罪を犯すと神様から罰せられて不幸な目にあう」となる。だから「不幸な目にあっているのはあなたが罪を犯しているから」と言うことになる。永遠の地獄に堕ちるよりも、神から罪を指摘してもらって、それを悔い改めてそして罪から解放されて天国へ入りなさい、という仕組みである。

 

ここでの問題は”罪”と定めるのは“人間”である、と言うことである。
車で事故を起こしたら「あの人は罪を犯したから、神から罰せられて交通事故を起こしたんだ」と人が神の意志を勝手に想像して罪に定める。ここがものすごく興味深い。人はいつしか神の代弁者になっている。どうして神の意図が人間に分かるのだろう?と疑問になるがこれが世の常であり、世の中の仕組みである(支配されちゃう人たち参照)。

 

人は、知らず知らずのうちにお互いを裁き合って、心の中で罰してしまう。
いつの間にか神を演じてしまっている。そこがものすごく面白い。

 

(つづく)

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