小学生からのダメ出し

心の傷を癒す心理相談室、株式会社インサイト・カウンセリングです

03-3433-2721

〒105-0021 東京都港区東新橋2-16-3カーザベルソーレ4F

営業時間/AM10:00~PM18:00 定休日/日・祝

小学生からのダメ出し

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/06 小学生からのダメ出し

小学生の方の治療を遺伝子コードを使ってやってみると、改めて治療者の仮説の見当違い、に気づかされる。

 

まあ、治療者によってさまざまであるが「学校の中でうまく喋れない」という訴えがあったら「母親との関係で緊張感があるのかも?」とか「両親の夫婦関係に問題がある」などと結論付けてしまったりする。

 

でも、遺伝子コードを使ってみると「ミラーニューロンの太さの問題」と小学生の方から教えていただけた。
意地悪をする子の脳と脳をつなぐミラーニューロンのパイプが太すぎて情報が処理しきれないからうまく喋れなくなる、と仰っていただくと「なるほど!」と思ったりする。

 

さらに遺伝子コードを試してみて、普通だったら「情報処理の問題は”海馬”が原因』となるのだが、小学生の方は「海馬のコードじゃなくて扁桃体がおかしくなって記憶の整理がうまくいかなくなっているんですよ!」と修正してくださる(かなりダメ出しに近い)。
確かに、扁桃体は怒りとか恐怖反応の処理と記憶に関係している。
イラッとした後に「あれ?俺今何をしようとしてたんだっけ??」と前の記憶が抜けてしまうのは、扁桃体が影響している。

 

ここですべてのパズルのピースがはまる。
意地悪をする子の脳は怒りや恐怖で脳内に電気が帯電している。
その子の脳とミラーニューロンの太いパイプでつながってしまうと、小学生の方の扁桃体が意地悪をする子の脳を真似て帯電状態になってしまうので「ビビビッ!」と電気発射を起こしてしまい、記憶がうまく整理できなくなり、うまく喋れなくなる、という現象が起きてしまう、ということになる(めちゃくちゃ難しいことを書いていますが、これは小学3年生とのやり取りです)。

 

遺伝子コードを使わなければ、こんなストーリーを小学生の方と一緒に組み立てることはできなかった。
「ストーリーを一緒に組み立てている」というよりも、私がダメ出しをされて、修正されてこのストーリーに行きついたのだから本来は全て小学生の方の手柄となる。

 

ちょっとうれしくなって、小学生の方に「ブログで○○さんとのやり取りを書いていいですか?」とおたずねしてみた。

 

すると「ブログに書くと何か意味があるんですか?」と言われてしまった。

 

「いや~!」と言葉につまっていたら、小学生の方からは「あ!そうか!インターネットで僕のケースを読んだ遺伝子の研究者の方が僕に合っている遺伝子を教えてくれるかもしれませんね!」と言われてしまった。

 

あちゃ~!

 

そんなに私のブログは有名じゃないから。
さらに、こんな遺伝子コードを唱えるなんてアホなことを考えるのは私ぐらいしかいないから!

 

だれか~!遺伝子の研究者の方~!情報をくださ~い!

TOP