自分を醜いと思ってしまう遺伝子

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自分を醜いと思ってしまう遺伝子

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/04/25 自分を醜いと思ってしまう遺伝子


一人でいると、過去の嫌なこと、悔しかった思い、恥ずかしかった思いがフラッシュバックのようにシュッと襲って来て「畜生!」とか「クソ!」とつぶやいてしまうのは、実は脳内に帯電している電気がビビビ!と発作を起こしているから、と考えると興味深い。
それがトゥレット症候群(チック)の遺伝子を持っているとストレスで脳内に電気が帯電していって、そしてビビビ!と頻繁に発作を起こして、過去の嫌な記憶や恥ずかしかった思いが突然思い出されて、目をぱちくりしたくなったり「畜生!」と汚言を発したくなったりする。

 

トゥレット症候群のトップ10の遺伝子は~!
1. SLC6A3
2. SLITRK1
3. COMT
4. GTS
5. DRD2
6. CNTNAP2
7. SGCE
8. FGF10
9. IMMP2L
10. HTR2A
でした!

 

一位のSLC6A3はパーキンソンやコカイン依存そして統合失調症などに関連する遺伝子だから、ドーパミン関連の問題で脳が帯電して電気発射が起こっている可能性が考えられる。ドーパミンが足りないとパーキンソンで固まって動きづらくなってしまうイメージで、多すぎると統合失調症の妄想という説明は単純すぎるがわかりやすいのかもしれない。

 

興味深いのが第2位のSLITRK1である。この遺伝子はトゥレット症候群の代表的ともいえる遺伝子かもしれないが、実は強迫性障害と身体醜形障害(自分は醜い~!と思ってしまう障害)や窃盗症に関連する遺伝子である。これを見るとものすごく興味深くなってくる。
もしかして、この遺伝子によって脳に帯電した電気が強迫的な行動をさせて何度も何度もドアの鍵を確認させたりしているのかも?と仮説を立てたら興味深い。一度鍵を閉めたはずなのに、ちょっと不安なことを思い出したりすると脳内でビビビ!と海馬が刺激されて記憶が飛んでしまうから「あれ?鍵を閉めた記憶がなくなっちゃった~!」となるのではと考えられる。ビビビ!で「なんだこの野郎!」じゃなくて、ビビビ!で記憶が飛ぶ。そして、ビビビ!で「私は醜い!」と自分の姿が歪んで見えちゃったりしている、と思ったら、ただの電気のせいなの?と楽しくなってくる。
一番興味深いのは、窃盗症である。よく、ストレスが溜ったらお金を盗ってしまった、とかお店で万引きをしてしまった、というケースがある。要するに脳に帯電してビビビ!で「ものを盗っちゃった~!」となる。強迫性障害があって身体醜形障害もあってさらに汚言症もある男性を治療していた時に、その方の姉が窃盗症だったのを知って「お~SLITRK1だ~!」と感動してしまった。

 

それらの症状が「SLITRK1の還元」×7を唱えていたらビビビ!がなくなって来たかも~!となるから興味深い。
(つづく)

 

新しい本のアマゾンでのレビュー!を書いてくださってありがとうございます。
レビューを読ませていただいたら、ブログを書く意欲が湧いてきました。
脳のネットワークって恐ろしいですね~!
音声とか動画での配信って「このみっともない姿をさらせない~!」と思ってしまうのですが、それもSLITRK1ですよね。
このSLITRK1を僕は還元していいのだろうか? 😅

 

本当にありがとうございます。

 

大嶋 信頼

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