ただの寝不足じゃないのよ!

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ただの寝不足じゃないのよ!

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2018/03/31 ただの寝不足じゃないのよ!

「睡眠時無呼吸」の治療をしてみたら「あれ?職場で仕事をするのが楽になった?」という具合に変化します。

 

以前は「周りの人が仕事のできない私を冷たい目で見ている」とか「仕事のできない私に対して意地悪をしている」という具合になっていて「四面楚歌じゃ~!」という感じでした。

 

でも、ご本人は「自分自身が変わった」という感覚がなくて「周りの人たちが親切になった」という認識になっていました。

 

これってどういうことが起きているかというと、「孤独」を感じて「一体感を求めてお母さんのお腹の中に記憶が戻っちゃう!」となって、呼吸が止まる。すると、実際はお母さんのお腹の中じゃないから「苦しい~!」と体は酸素を求めて交感神経優位(緊張状態のことです!)になり、交感神経優位になると血糖値も影響を受けちゃって「痩せにくい!」という感じになってしまう。

 

そして、朝目覚めた時は「あ~!何だか寝た気がしない!」となります。

 

単純に考えたら「寝不足で集中力、記憶力、認知機能などが低下する」と考えられます(認知機能って、物事を理解したり、判断したり、推理したりする力のことです)。

 

「寝不足で眠いから、仕事に集中できないや!」という感じ。

 

眠りがちゃんと取れていなくて、疲れが取れていないから、ちゃんと集中したり、覚えたり、まともに考えることができない、となっているのかもしれません。

 

でも、この睡眠時無呼吸症候群になると「糖尿病のリスクが上がる」ということは、寝ている時に「大変だ~!」と血糖値が上がって、上がった血糖値を一生懸命に抑えようとするインスリンが乱高下をしてしまう。

そうなると「食べたい!」が止まらない!といつのまにか食べてた!となったりします。食事のコントロールができなくなるんですよね。

 

何が言いたいかというと、夜に起きた「苦しい~!」という状態は「もしかしたら、脳のネットワークも過剰に活動させちゃう!」という感じになります。

 

もうちょっとストレートに表現しちゃうと、息が止まって「苦しい~!」というのは「死」に直結するわけですから「トラウマと同じ状態」になっている可能性があるわけなんです。

 

トラウマの人って「ちょっとした音でも敏感に反応しちゃう!」という神経過敏になるし、「ちょっと!危ないじゃないの!」と被害的になる過覚醒があります(これはあるな!)。そして「突然過去の嫌な感覚が蘇ってきて、目の前の全然関係ないことと結びついてパニックになっちゃう!」というフラッシュバックなどが起きます。あとは感情麻痺ですよね(感情麻痺は、人の感覚は感じられるけど自分が何をしたいかが感じられない)。

 

逆に考えると、トラウマって「死」や「悲惨な状況」に直結することだから、最大の「孤独」を感じちゃうわけなんですよね。すると「一体感を求めて」という現象が寝ている時に起きちゃって「脳の神経ネットワークが過剰に働いちゃう!」という状態になってしまうから、神経過敏、過覚醒、感情麻痺そしてフラッシュバックなどが「なかなか取れない!」となるのでは?なんて考えるわけなんです。

 

とにかく「単純に寝不足」というだけじゃなくて「脳の神経ネットワークが過剰に動きすぎちゃう!」ということが昼間に起こっているから。

 

そして、その脳の神経ネットワークが他の人よりも過剰に働いちゃうと「どんどん孤独になる~!」という悪影響を起こしちゃって「孤独」を感じることになって「う~!また呼吸が止まる!」となってしまう。

 

(つづく)

 

 

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