発作の変化球

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発作の変化球

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2018/01/23 発作の変化球

現在「恋愛」の原稿を書かせていただいております。

 

「え~?大嶋が恋愛の本?」と思われてしまうかもしれませんね(少なくとも私は思ってしまいました)。

 

「恋愛本を一冊なんとかしてください」と編集者から言われて「面白そうですね!」と聞き流そうとしていました。

 

私が使っているトラウマの治療法である「FAPの本を出したい!」と以前から思っていたのですが「それじゃあ!恋愛の本を書くからFAPの本もお願いしていい?」とダメ元で聞いて見たら「OKです!」と快諾していただいて「本当かよ!」となってしまいました(この編集者はかなりやり手です)。

 

書き始めたら「びっくり!」です。

 

なんたって「面白~い!」となっていて「心理カウンセラーになりたい!」と思っていたあの学生時代に戻ったような感じ。

 

大学時代に一番大変だった授業が Physiological Psycology (生理心理学)でしたが、一番好きな授業もこの授業でした。

 

州立大学の医学部の教授だった方が教鞭をとってくださって「これって普通の医学部で勉強することなんですけど」と言いながら面白おかしく授業をしてくださっていました。

 

ホルモンや神経ネットワークがどのように私たちの精神状態に影響するかを詳しく教えてくださって「すごい!」となっていました。

 

恋をしたらどうして食事が食べられなくなるのか?

 

そして、失恋をしたらどうしてあんなに苦しむのだろう?

 

そんな生理的なメカニズムが見えてきて「面白い!」となります。

 

恋のホルモンの威力ってすごいんだな~!と感心。

 

同時に、精神分析のフロイトなんかの勉強をしていて「性衝動と精神的病」から考えることがたくさんあって「やっぱりホルモンの影響ってものすごいんだな!」と学生時代からものすごい興味があったんです。

 

話はちょっと変わります。

 

最近、17歳の天才的な青年がうつ状態から回復して「勉強ができるようになった!」となりました。

 

そしたら、その青年が「この年齢でするべきこと、そしてしないほうがいいことを教えてください!」と書いてきました。

 

この青年は哲学の本を読むのが好きで「受験勉強よりも哲学本を読んでいたい!」という面白い特徴がありました。

 

この17歳という年齢は「性腺刺激ホルモン」というのがものすごく大量に分泌される年齢になります(性腺刺激ホルモンは子供が作れるように発育、機能保持、そして調整するホルモンの総称です)。

 

この性腺刺激ホルモンが大量に分泌される時期に精神病性障害の遺伝子を持っていて、ストレスが過度にかかってしまうと精神病性障害が発症するとか「う~ん!フロイトさんも大切なところをちゃんと抑えていたのかな?」と思うんです。

 

性衝動を抑圧してしまうとおかしくなる~!(っていうのは単純化しすぎか!フロイトさんに怒られる~!)。

 

どっちにしても17歳で性腺刺激ホルモンが分泌されていたら恋をしなきゃ!と思ったんです。

 

恋をすることで「恋のホルモン」が分泌されて「素敵に輝く~!」となります。

 

女性だったら、恋のホルモンで美しくなり、男性はかっこよくなります。

 

でも「なぜ、哲学本を読んでいてはいけないの?」という疑問にもなります。

 

その青年のカウンセリングをしていて気がついたんです。

 

「あ!嫉妬をされないために恋をすることって必要なのかも!」と。

 

恋をすると美しく輝きます。

 

すると恋のホルモンの影響もあって「弱者」ではなくなるので、周囲からの嫉妬の対象じゃなくなるんですよね(ちなみに恋のホルモンであるフェニルエチルアミンはうつの薬としても使えます)。

 

嫉妬って、「高潔」であればあるほど相手の嫉妬の発作を誘発しちゃうんです(この法則を詳しく書きた~い!)。

 

哲学の本なんか読んでいたら「高潔の極み」だから、ものすごい嫉妬の攻撃を受けちゃうんですよね。もしかして、この性腺刺激ホルモンが大量に分泌される時期に「真面目」であればあるほど、嫉妬の攻撃を受けちゃうから精神病性障害を発症しやすくなるのかも?なんってことも考えちゃうんです(ちなみに「嫉妬」が起きる時って男性ホルモンの一種であるテストステロンが関係しています。性腺刺激ホルモンで分泌されるやつですから、周囲も嫉妬の発作を起こしやすくなるリスクがあると考えます)。

 

ここら辺のメカニズムをちゃんと考えていくとものすごく面白くなると思うんです。

 

だから17歳の青年に「たくさん恋をしましょう!」という話をしたら、陪席をしてくださっているお母さんから私はものすごい目で睨みつけられてしまいました(ひえ~!)。

 

私の中では「ホルモンバランス的に健康であるためには」という計算式が動いていて、どのような状況で恋をしたらいいのか?などの話をしていたのです。でも、お母さんからしたら「大切な息子に不純異性行為を勧める不届きなカウンセラー!」と見えてしまったんでしょうね。

 

違うんですよ!お母様!青年は一度うつ状態になっているからホルモンバランスのリスクがあるから「恋!」が必要なんです~!

 

といってもアホなカウンセラーが息子に不埒なことを教えていながら言い訳をしている、としか聞こえなくなってしまいます。

 

ひえ~!お母さんの発作のリスクを計算に入れていなかった~!

 

も~!

 

真面目に「恋愛」の原稿を書こ!(って逃げるんかえ!)

 

(つづく)

 

 

アマゾンのレビューを書いてくださってありがとうございます。

明日、改めてお礼を書かせていただきます。

 

感謝!!

 

 

 

 

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