貧乏くじじゃない

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貧乏くじじゃない

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2017/08/31 貧乏くじじゃない

今回「ずるい人」が周りからいなくなる本(青春出版社)の原稿を書いていて「あ!2・6・2の下の2割をみんな勘違いしているんんだ!」ということに気がついちゃいます。

 

2・6・2の下の2割は「働けない!」となって仕事をするストレスを請け負う側になってしまう、ということで貧乏くじを引かされてしまう不幸な人、というイメージがあります。

 

だから「もし、自分が下の2割から抜けちゃったら、他の人が不幸になるから嫌だ!」という高尚な方がいらっしゃるんです。

 

でも、下の2割って、会社の社長さんなんかがそうなんです。

 

働かないで「接待です!」と言いながら毎日ゴルフに行っていたりします。

 

会社の役員さんなんかも朝からオフィスで新聞読んで、それからオンラインの囲碁を一日中やっていたりします。

 

それから、何もしないのに人の業績を持って行ってしまう「ずるい人!」なんかもその2割だったりするんです。

 

原稿を書いていて「あ!私がせかせか働いてイライラしちゃうから、その私の脳に帯電した電気を受けて”ずるい人”というのが出来上がっちゃうのかも?」という気づきがありました。

 

ストレスを請け負う側が不幸か?といったら必ずしもそうじゃなくて、外から見たら「おいしい生活!」に浸っている人もたくさんいるんです。

 

ある意味で、2・6・2の働いているアリの美味しいところを働かないアリが全部持っていってしまう、というテイだったりするんです。

 

こういう人のストレスを請け負わされたり、搾取されたりする世の中の循環が嫌だから「その循環から抜け出しちゃおう!」というのが“解脱”でブッダが成し遂げた状態ですよね。

 

2・6・2のシステムから抜け出すのって意外と簡単で、全て捨てちゃえばいい!んですよね。

 

ブッダのように。

 

そして、“生”への執着も捨てちゃうと「ち~ん!」と出来上がり!

 

「そんなの言うのは易し、行うのは難し」というダメ出しが頭に浮かんできます。

 

それも2・6・2のシステムからやってくるものだから「捨てちゃおう!」という感じで全てのダメ出しを切り捨てていくという単純な作業。

 

人からの批判、ダメ出しが脳のネットワークで伝わってきます。

一人になって、それを全て「いらない!必要ない!」と断ち切っていくと、やがて2・6・2の外に出ることができちゃいます。

 

やれたのはブッダとイエス、そして”ヨブ記”に出てくるヨブかな?

 

ブッダはマーラに邪魔されて、イエスは悪魔に試みられます。そして、ヨブは友達と奥さんからダメ出しをされて、不幸のどん底に陥れられようとしました(どのエピソードも圧巻ですよね!)。

 

私自身は「このシステム自体を何とかして日本を元気にしたい!」と思っているアホな子なのでいろんな可能性を探っています。

 

2・6・2のシステムの中で「ずるい!」と自分の座が人に取られるたびに嫉妬して、そして、自分自身がどんどん動けなくなっていきます。

 

ここで興味深いのは「ずるい!」と怒れば怒るほど、どんどん自分の周りにずるい人が増えていって、そして私はどんどん貧乏くじを引くことになります。

 

買い物で損をしたり、車をこすってしまったり、原稿で失敗して、そして腹痛を起こして苦しみます。

 

そして、私の周りでは、宝くじが当たった人が出て、高級車を何台も乗り回している人がいて、そして、努力していないのに本がバンバン売れているすごい人がいて「ずるい!」と悔しくなります。

 

単純に考えれば「ずるい!」と嫉妬をすることで脳に怒りが帯電して、判断力や決断力が鈍ってしまうから、買い物で失敗して、運転ミスを招いて、原稿も頓珍漢なことを書いちゃうんです。

 

「だったら怒らなければいい!」となるのですが「それができたら苦労しないだろ!」と私の中では不可能のように思えるんです。

 

だから「脳のネットワークで伝わってきている」という“外在化”が役に立ちます(外在化って原因を自分の中に設定しないで、外に設定すること)。

 

「この怒りは2・6・2で伝わってきていて自分のものではないんだ!」という外在化を使うことで「あ!本当に自分は怒っていないかも!」と思えて怒りの執着から簡単に解放されちゃったりするんです。

 

ここで鋭い人だったら「あれ?それってブッダやイエスもやっていたよね!」ということに気がついちゃいます。

 

ブッダの目の前に起こる恐怖の現象や誘惑は「全てマーラがやっている!」ってね!

 

イエスが荒野で低血糖状態や脱水状態で幻聴を聞いて幻覚を見ているときも「悪魔が試みをしている!」ってね!

 

脳のネットワークが本当に存在しているのかどうかなんて定かではないので、一般の人からしたら妄想でしかありません。でも、そんなことを言ったらマーラも悪魔も同じですよね!

 

マーラや悪魔は「脳のネットワークで伝わってきているなんて、ただ責任逃れをしているだけ!現実を見ようとしてないだけ!」と言うのかもしれません。

 

現代に合った脳のネットワークという外在化を使うことで、目の前の恐怖や不安が「全て脳のネットワークで伝わってきているもの!」と自分のものにしないことで、怒りや恐怖によって引き起こされる脳の過活動から解放されて、静かな脳の状態で世界を俯瞰してみることができるようになります(マーラや悪魔が時代遅れ、と言っているわけじゃありませんよ!)。

 

あの方々がやったように。

 

どんどん種明かしをしてしまっている~!

 

なぜだ~!

 

誰の脳がこんなことをさせるんだ~!も~!

 

あはは~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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