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〒105-0021 東京都港区東新橋2-16-3カーザベルソーレ4F
営業時間/AM10:00~PM18:00 定休日/日・祝
切れてな~い!
夫が浮気をして、夫が悪いのになんで女性の方がカウンセリングにいく必要があるの?というのは、ごもっともな疑問です。
でも、夫と浮気相手に対する怒りに囚われている自分が惨めで汚染されているような感じで、それを記憶から抜き出して捨てちゃいたいのですが「それがどうしてもできない~!」となってしまうんです。
普通のカウンセリングだったら「旦那さんの浮気に対して怒っているんですね」というところから始まります。
そして「旦那さんに裏切られたと思っていらっしゃるから怒っていらっしゃるんですね」になり、そこから「旦那さんとの信頼関係が大切だったんですね」と言われると「ちょっと待てよ!」となります。
「最初から信頼関係なんてあったのかな?」というところから「旦那さんと信頼関係を築きたいと思っていらっしゃるんですね」という展開にして「旦那さんと今回の浮気事件を通してどのように信頼関係を築いていったらいいと思われますか?」というお話にシフトしていきます。
トラウマ理論のカウンセリングだったら「浮気をしてしまうような男性を選んでしまったのは、父親に浮気をされて苦しんでいた母親を支えてきたので、二次的外傷性トラウマ(直接的じゃなくて間接的に心の傷を受けちゃうこと。苦しんでいる人を「なんとかしなければ!」と支えている人の方がトラウマになりやすいんです)になってしまって、こんどは自分でトラウマの再上演をしてしまっているんですね」となります。
トラウマの再上演とは、どういうことなのか説明しますね。トラウマになっちゃうと、不快な感情だけがフレッシュなまま頭に残っちゃって消えません。母親が父親の浮気で苦しんでいる時の、怒り、憎しみ、そして惨めさや孤独感、を受け取ってしまって、それがまるで自分の感覚のように残ってしまって「消えな~い!」となっちゃいます。その不快感を消すのには、同じような体験が必要になります。だから、無意識のうちに浮気性の相手を選択してしまい「浮気されて傷ついた!」ということをするのは、トラウマで消えない不快感を同じような体験をして消すためなんです、という治療法がトラウマ理論です。
まだまだたくさんの種類のカウンセリングの手法がありますが、それらを使って長い間治療をしていました。
でも、ある時、ある奥さんが「こんなに旦那の浮気をきっかけに我を失ってしまう自分っておかしいと思うんです」とおっしゃって「私が怒ることで旦那の浮気が余計にひどくなっているような気がするんです」とおっしゃった。
「なるほど!」となります。
その頃は、遺伝子のコードを唱えてもらって「楽になるかどうかを確かめて見ましょう!」ということをやっていたので「じゃあ!旦那さんの浮気!と思っていただいてどんな気持ちになりますか?」と試してみることにしました。
そしたら奥さんは「キザキザに切り刻んで肥溜めに奴を捨てたい!」とおっしゃって「ひえ~!」となります(そりゃ当然です!)。
不安障害の遺伝子や、パニック障害などの遺伝子を試して見ますが「さらに殺意が高まりました!」とおっしゃっていただき「ひえ~!」となります。本当にビリビリ殺意が電気のように伝わって来て、私の頭痛がひどくなります。この奥さんの怒りの前では、遺伝子のコードは無力なのでは?と不安になります。
でも、最後に「フェニルエチルアミン(恋のホルモン)とてんかんの共通遺伝子」で検索してみたら、優しさで発作が起きちゃって、相手に意地悪しちゃう「GABRG2の還元」が出て来て、唱えていただいたら「あれ?切れてな~い!」となります(え?)。
確かにさっきまでビリビリ伝わって来た電気のような怒りが、スーッと治って部屋が静まり返ったんです。
それからの奥さんの旦那さんに対する対応が、まるでトップレベルのカウンセラーの対応のようになりました。
真面目に私が弟子入りしたくなるような素晴らしい対応で、旦那さんは見事に骨抜きになります(オヒョ~!)。
あれだけ旦那さんに対して暴力的になることが何を試しても収まらなかったのに、ピタッと止まって別人格。
「なんじゃこれは~!」ってなるでしょ!
それで“発作を起こしている自分”というのは本来の自分じゃないのでは?
発作から解放されて本来の自分になった時に、無敵な対応ができちゃうのでは?という仮説を立てたくなってしまったわけなんです。
もちろん、この一ケースだけじゃなくて、たくさんのケースでも同じような現象が起きちゃったからなんです。
(つづく)
24/11/08
24/10/18
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夫が浮気をして、夫が悪いのになんで女性の方がカウンセリングにいく必要があるの?というのは、ごもっともな疑問です。
でも、夫と浮気相手に対する怒りに囚われている自分が惨めで汚染されているような感じで、それを記憶から抜き出して捨てちゃいたいのですが「それがどうしてもできない~!」となってしまうんです。
普通のカウンセリングだったら「旦那さんの浮気に対して怒っているんですね」というところから始まります。
そして「旦那さんに裏切られたと思っていらっしゃるから怒っていらっしゃるんですね」になり、そこから「旦那さんとの信頼関係が大切だったんですね」と言われると「ちょっと待てよ!」となります。
「最初から信頼関係なんてあったのかな?」というところから「旦那さんと信頼関係を築きたいと思っていらっしゃるんですね」という展開にして「旦那さんと今回の浮気事件を通してどのように信頼関係を築いていったらいいと思われますか?」というお話にシフトしていきます。
トラウマ理論のカウンセリングだったら「浮気をしてしまうような男性を選んでしまったのは、父親に浮気をされて苦しんでいた母親を支えてきたので、二次的外傷性トラウマ(直接的じゃなくて間接的に心の傷を受けちゃうこと。苦しんでいる人を「なんとかしなければ!」と支えている人の方がトラウマになりやすいんです)になってしまって、こんどは自分でトラウマの再上演をしてしまっているんですね」となります。
トラウマの再上演とは、どういうことなのか説明しますね。トラウマになっちゃうと、不快な感情だけがフレッシュなまま頭に残っちゃって消えません。母親が父親の浮気で苦しんでいる時の、怒り、憎しみ、そして惨めさや孤独感、を受け取ってしまって、それがまるで自分の感覚のように残ってしまって「消えな~い!」となっちゃいます。その不快感を消すのには、同じような体験が必要になります。だから、無意識のうちに浮気性の相手を選択してしまい「浮気されて傷ついた!」ということをするのは、トラウマで消えない不快感を同じような体験をして消すためなんです、という治療法がトラウマ理論です。
まだまだたくさんの種類のカウンセリングの手法がありますが、それらを使って長い間治療をしていました。
でも、ある時、ある奥さんが「こんなに旦那の浮気をきっかけに我を失ってしまう自分っておかしいと思うんです」とおっしゃって「私が怒ることで旦那の浮気が余計にひどくなっているような気がするんです」とおっしゃった。
「なるほど!」となります。
その頃は、遺伝子のコードを唱えてもらって「楽になるかどうかを確かめて見ましょう!」ということをやっていたので「じゃあ!旦那さんの浮気!と思っていただいてどんな気持ちになりますか?」と試してみることにしました。
そしたら奥さんは「キザキザに切り刻んで肥溜めに奴を捨てたい!」とおっしゃって「ひえ~!」となります(そりゃ当然です!)。
不安障害の遺伝子や、パニック障害などの遺伝子を試して見ますが「さらに殺意が高まりました!」とおっしゃっていただき「ひえ~!」となります。本当にビリビリ殺意が電気のように伝わって来て、私の頭痛がひどくなります。この奥さんの怒りの前では、遺伝子のコードは無力なのでは?と不安になります。
でも、最後に「フェニルエチルアミン(恋のホルモン)とてんかんの共通遺伝子」で検索してみたら、優しさで発作が起きちゃって、相手に意地悪しちゃう「GABRG2の還元」が出て来て、唱えていただいたら「あれ?切れてな~い!」となります(え?)。
確かにさっきまでビリビリ伝わって来た電気のような怒りが、スーッと治って部屋が静まり返ったんです。
それからの奥さんの旦那さんに対する対応が、まるでトップレベルのカウンセラーの対応のようになりました。
真面目に私が弟子入りしたくなるような素晴らしい対応で、旦那さんは見事に骨抜きになります(オヒョ~!)。
あれだけ旦那さんに対して暴力的になることが何を試しても収まらなかったのに、ピタッと止まって別人格。
「なんじゃこれは~!」ってなるでしょ!
それで“発作を起こしている自分”というのは本来の自分じゃないのでは?
発作から解放されて本来の自分になった時に、無敵な対応ができちゃうのでは?という仮説を立てたくなってしまったわけなんです。
もちろん、この一ケースだけじゃなくて、たくさんのケースでも同じような現象が起きちゃったからなんです。
(つづく)