ブッタの汚い服

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ブッタの汚い服

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/10/13 ブッタの汚い服

私は、キリスト教の家庭で育って「罪と罰」を常に意識させられて「清く正しく生きなければ地獄に落ちる~!」と恐れながら生きてきました(朝から重い話~!)。

 

「清く正しく生きよう!」とすると、周囲との”一体感”は得られませんでした。

 

これを自己免疫のシステムで考えてみるとものすごくわかりやすくなります。

 

「清く、正しく」というのは「消毒!消毒!」と雑菌を排除しようとしているのと同じなのかもしれません。

 

すると”罪”を”雑菌”として見ていると自己免疫が暴走して攻撃しまうので、周りの人がやっていることに対し「あ~!あの人罪を犯している~!」と批判して頭の中で攻撃してしまいます。

それが相手に伝わって、相手も反撃して「こいつ、気持ち悪い~!」などという扱いを受けてしまいます。

 

それは、私が雑菌を怖がっているのに譬えられます。

相手から握手を求められても、相手の手についている”菌”が気になって、まともに握手できません。

握手を何気なく拒否された相手は「なんだこいつ!」という感じになってしまいます。

人と食事をするのに、人からのフローラが気になって「食事は遠慮します!」と断ってしまいます。

すると相手は「なんだこいつ!お高くとまって!」と嫌悪されるようになってしまいます。

 

雑菌を気にすればするほど、自己免疫は暴走します。

そして、ちょっとした埃でも「ワーイ!」と攻撃してしまって、鼻水が止まらなくなります。

鼻をかめばかむほど炎症が起こって、そして肌がボロボロになっていきます。

鼻水をたらし、肌がボロボロのどんどん醜い自分になっていきます。

 

それと同じように”罪”を気にして、それを排除すればするほど、ちょっとしたことでも”罪”を意識してしまって、自分を責めます。

自分の恥ずかしい行為が許せなくなって、何度も繰り返し頭の中で自分を罰してしまいます。すると、自己免疫の暴走で肌がボロボロになったように、自分を何度も罰するうちにどんどん自分が醜い姿になって「救いようのない罪人」が出来上がってしまいます。

そんな私は誰からも受け入れられない、という状態になり、どこに行っても”一体感”なんか感じられず「みんなと同じになれないダメな私!」と自分のことを罰してさらに自分を醜くしていました。

 

ブッタも汚い服をまとってフローラまみれだったんだよね、と考えると”雑菌”って大切なのよね、って思うんです。

 

イエスも人々が”汚れいている罪人”と忌み嫌っていた人たちと会食をしてフローラを共有していました。

 

自分で「清く正しくあろう」というのが自己免疫の暴走を誘発していて”一体感”からほど遠い生活を強いていたんだな~!って懐かしく思います。

 

そこから抜け出して、いろんな方と会食をして、お話を聞いているうちに不思議と”一体感”が感じられるようになります。

 

そんな時「このまま時間が止まったらいいのに!」と思う瞬間があります。

 

”一体感”って本当にいいんです。

 

本に書いてあるテクニックは、ある意味で言ったら自己免疫システムの暴走を止める効果を狙っています。

 

肌の炎症は触れば触るほど酷くなります。

人間関係でもそれを気にして何度も頭の中で反芻すればするほど炎症物質が増えてうつ症状が酷くなります。自己イメージがどんどん醜くなっていってしまうんです。

 

それを唱えることでいったん止めて、更に唱えることで腸の炎症も止めて自己免疫システムの暴走が収まったときに、心は凪になり、そして、周囲の人たちとの”一体感”が感じられるようになります。

 

そんなイメージなんですよね~!

 

後は、他人との会食が大切なのかもしれませんね。

 

 

 

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