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アレルギーの症状と心理療法
不快な人が気になって巻き込まれてしまう、というのが花粉症のようなアレルギー反応と同じかも?と考えると面白くなってきます。
若い頃「何で、みんな職場のあの人のことを嫌っているのだろう?」と入社した当初は疑問に思っていました。
でも、あの人から嫌がらせをされた時に「ひえ~!みんなが嫌がっていたのは、このことだったんだ~!」と納得がいきます。
それから、その人の顔を見ると気持ち悪くなって吐き気がして、そしてまともに頭が働かなくなってしまいます。
するとあの人はますますこちらに嫌がらせをして追い打ちをかけてくるので、家に帰っても調子が悪くなって、その人のことを思い出すだけでイライラして眠れなくなってしまいます。
これを花粉症のようなアレルギー症状と考えてみると、一度反応してしまうと、接触したら吐き気やイライラ、そして頭が働かなくなるなどの症状が出てしまっている事になります(アレルギ~!)。
花粉症の薬を飲んで、というように、薬を飲んでボーっとして吐き気やイライラ感などの症状を抑えるという方法がお医者さんが選択している方法だったりします。
最近では、スギ花粉症の舌下免疫療法というのがあります。舌の下にスギ花粉をたらして、体を慣らしていく「脱感作療法」という方法があります(免疫療法ってあるけど、たぶん花粉の刺激に少量から徐々に慣らしていく”脱感作療法”の理解でいいのかも?)。
これはセラピーやミーティングなどで、何度も何度も不快な体験を語ることで段々不快なことに慣れていく、ということと重なります。
心理療法でも”脱感作療法”は結構使われていて、”あの人”を思い浮かべて、不快な気分になりながら、指のツボを押す、なんてことをやれば「あれ?そんなにあの人のことがだんだん気にならなくなってきた」ということを繰り返していきます。
花粉症の症状があったら「家の中に花粉を入れてしまったら、アレルギー症状で眠れなくなってしまうから、できるだけ家の中に入れないようにしましょう!」ということをします(ある奥さんが花粉症の旦那さんに対する復讐でわざわざ花粉が飛んでいるときに、布団とシーツそして旦那さんの寝巻まで干していて「あれ?おかしいな~!」と旦那さんが一晩中泣いていた、という話を聞いたことがあります。ひえ~!)。
アレルギー物質が”人”の場合は、瞑想なんかが「家に入ってくる前に花粉を落とす」に値するのかもしれません。
一日あった嫌なことを、心を静かにして一つ一つ手放してから、家の中に入ることで、家の中は「あんし~ん!」となります。
また、嫌なことが浮かびそうになったら、埃が立ったのと同じことだから「チ~ン!」と瞑想をしてほこりを掃除してしまいます。
頻繁に掃除をすることでアレルギー症状からは解放されるかも?ということになります。
最近のアレルギーの治療で興味深いのが”腸内フローラ”って腸の菌を使ったものです。
健康な人の腸の菌をもらってくることで「健康になれるかも?」っていう面白い治療法。
人の汚物で健康になれるかも?というのがまさにグループミーティングだったりするのかもしれません。
もっと手軽なのが、インターネットの情報。
いっぱい、人のフローラであふれているから、その中にまみれれば健康になれるのかも?
特に私のバックグラウンドには宗教というものがあって「罪と罰」で汚いものはダメ、と排除してきてしまったから、汚い言葉を平気で使える人たちがものすごくうらやましかったんです。
「人の悪口を言ったら地獄に落ちる」となっていたので、ある意味で私の中のフローラが偏っているから不快な人にすぐに反応してアレルギー症状が出るのかも?とフローラを探してインターネットへとダイブしてみると「ヒエ~!ますます症状が~!」となるから興味深いです。
アレルギーの症状が無い人の特徴って「きれい、とか汚い」にあまりこだわらない人が多かった。
落ちたものでも平気で「パクリ!」と食べられる人。
インターネットの情報って「あれは間違っている!」とか「これが正しい!」の情報があふれている。「きれい、汚い」にこだわらないために他人のフローラに触れようと思ったが、逆に「きれい、汚い」が強化されちゃうから、症状が余計に気になってしまう。
この「きれい、汚い」に自然とこだわらなくなる、というのが症状から解放される一つのポイントなのかもしれません。
心理的に言ったら「正しい or 間違っている」にこだわらなくなること。
それを意識的に努力してそのような状態にするのではなく、自然とそうなる状態になれば、アレルギーの症状は無くなるのでは?と考えるんです。
(つづく)
24/11/08
24/10/18
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不快な人が気になって巻き込まれてしまう、というのが花粉症のようなアレルギー反応と同じかも?と考えると面白くなってきます。
若い頃「何で、みんな職場のあの人のことを嫌っているのだろう?」と入社した当初は疑問に思っていました。
でも、あの人から嫌がらせをされた時に「ひえ~!みんなが嫌がっていたのは、このことだったんだ~!」と納得がいきます。
それから、その人の顔を見ると気持ち悪くなって吐き気がして、そしてまともに頭が働かなくなってしまいます。
するとあの人はますますこちらに嫌がらせをして追い打ちをかけてくるので、家に帰っても調子が悪くなって、その人のことを思い出すだけでイライラして眠れなくなってしまいます。
これを花粉症のようなアレルギー症状と考えてみると、一度反応してしまうと、接触したら吐き気やイライラ、そして頭が働かなくなるなどの症状が出てしまっている事になります(アレルギ~!)。
花粉症の薬を飲んで、というように、薬を飲んでボーっとして吐き気やイライラ感などの症状を抑えるという方法がお医者さんが選択している方法だったりします。
最近では、スギ花粉症の舌下免疫療法というのがあります。舌の下にスギ花粉をたらして、体を慣らしていく「脱感作療法」という方法があります(免疫療法ってあるけど、たぶん花粉の刺激に少量から徐々に慣らしていく”脱感作療法”の理解でいいのかも?)。
これはセラピーやミーティングなどで、何度も何度も不快な体験を語ることで段々不快なことに慣れていく、ということと重なります。
心理療法でも”脱感作療法”は結構使われていて、”あの人”を思い浮かべて、不快な気分になりながら、指のツボを押す、なんてことをやれば「あれ?そんなにあの人のことがだんだん気にならなくなってきた」ということを繰り返していきます。
花粉症の症状があったら「家の中に花粉を入れてしまったら、アレルギー症状で眠れなくなってしまうから、できるだけ家の中に入れないようにしましょう!」ということをします(ある奥さんが花粉症の旦那さんに対する復讐でわざわざ花粉が飛んでいるときに、布団とシーツそして旦那さんの寝巻まで干していて「あれ?おかしいな~!」と旦那さんが一晩中泣いていた、という話を聞いたことがあります。ひえ~!)。
アレルギー物質が”人”の場合は、瞑想なんかが「家に入ってくる前に花粉を落とす」に値するのかもしれません。
一日あった嫌なことを、心を静かにして一つ一つ手放してから、家の中に入ることで、家の中は「あんし~ん!」となります。
また、嫌なことが浮かびそうになったら、埃が立ったのと同じことだから「チ~ン!」と瞑想をしてほこりを掃除してしまいます。
頻繁に掃除をすることでアレルギー症状からは解放されるかも?ということになります。
最近のアレルギーの治療で興味深いのが”腸内フローラ”って腸の菌を使ったものです。
健康な人の腸の菌をもらってくることで「健康になれるかも?」っていう面白い治療法。
人の汚物で健康になれるかも?というのがまさにグループミーティングだったりするのかもしれません。
もっと手軽なのが、インターネットの情報。
いっぱい、人のフローラであふれているから、その中にまみれれば健康になれるのかも?
特に私のバックグラウンドには宗教というものがあって「罪と罰」で汚いものはダメ、と排除してきてしまったから、汚い言葉を平気で使える人たちがものすごくうらやましかったんです。
「人の悪口を言ったら地獄に落ちる」となっていたので、ある意味で私の中のフローラが偏っているから不快な人にすぐに反応してアレルギー症状が出るのかも?とフローラを探してインターネットへとダイブしてみると「ヒエ~!ますます症状が~!」となるから興味深いです。
アレルギーの症状が無い人の特徴って「きれい、とか汚い」にあまりこだわらない人が多かった。
落ちたものでも平気で「パクリ!」と食べられる人。
インターネットの情報って「あれは間違っている!」とか「これが正しい!」の情報があふれている。「きれい、汚い」にこだわらないために他人のフローラに触れようと思ったが、逆に「きれい、汚い」が強化されちゃうから、症状が余計に気になってしまう。
この「きれい、汚い」に自然とこだわらなくなる、というのが症状から解放される一つのポイントなのかもしれません。
心理的に言ったら「正しい or 間違っている」にこだわらなくなること。
それを意識的に努力してそのような状態にするのではなく、自然とそうなる状態になれば、アレルギーの症状は無くなるのでは?と考えるんです。
(つづく)