引きがよくなるとは?

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引きがよくなるとは?

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/08/27 引きがよくなるとは?

「引きがよくなる」とは「自分が望んだ通りの現実がやってくる」ということを意味します。

 

「引きがよくなる」と、人間関係では、自分にとって不快な人は去って行き、自分に必要な人と出会い、交流を楽しむことが出来るようになります。

 

ある方が「先生、時の流れに身を任せる、と欲望に身を任せる、はどう違うんですか?」と質問された(ちょうど昨日のことでした)。

 

この時に「空の鳥を見るがよい。蒔くことも、刈ることもせず、倉に取り入れることもしない。それだのに、あなた方の天の父は彼らを養っていてくださる。あなた方は彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか」。(マタイの福音書から)という言葉が頭に浮かんできました。

 

「欲望に身を任せる」というのは、自分の力で何とかしようとします。

 

「時の流れに身を任せる」とは自分以外の力に委ねることをします。

 

自分自身のことを考えた時に「何とか自分で良好な人間関係を築かなければ」と思って努力していたときは、人から騙され、裏切られ、そして捨てられる、ということが続き、期待と絶望を行ったり来たりしていました。

多分、あれを「人に振り回される」というのでしょう。常に人のことが頭にありグルグルして辛かったことを覚えています。

 

クライアントさんの動作性知能に変化が起きると、先々のことをあまり考えなくなっていきます。

まさに「空の鳥」状態になって、先のことを考えないで感じるまま行動していくと、不思議とその方が本当に望んでいるものが手に入るんです。

 

「お~!すげ~!」

 

別に本人がそれを手に入れる為に努力したわけじゃないのに、自動的にそれがやってくる、というのは興味深いんです。

 

突然職場の仕事が変わって、楽に生活できるようになったり、意地悪だった上司が左遷されてしまったりします(あ~れ~!)。

 

それを見た時に、多分、自分にとって都合のいい人生ってそこにあるのだけど、自分でコントロール(神を演じる)して自分にとって都合のいい物を手に入れようとするから、手元には本来用意されている素晴らしいものとは全く違ったものがそこにある、となっている、と考えるとつじつまが合うんです。

 

先々のことを想定して「未来を変えよう」と神を演じてしまうから、せっかく用意されている素晴らしい現実を逃してしまう、というストーリーは古くからの様々な物語の中で出てきます。

 

でも、その“先々のことを想定してしまう”というのは言語性知能の暴走であって、それすらも自分でコントロールすることが出来ないものだった、というのはものすごく興味深いんです。

 

「先のことは考えない!」と思っても、自分ではどうすることも出来なかった、というのは私自身が体験してきたことです。

 

だから、無意識さんに委ねる、が必要だったのですが、これも一般の人にはハードルが高くなります。

 

意識的に理解できないものを人は拒絶する傾向がありますから。

 

そこでキーワードを使って、言語性知能と動作性知能のバランスをとり、”先々のことを想定する”という厄介な能力から解放されて見るんです。

 

(つづく)

 

 

 

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