人間関係の健康性

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人間関係の健康性

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/08/26 人間関係の健康性

「人に振り回されちゃう!」ということを考えた時に「健康な人間関係って何だろう?」と疑問になります。

 

“健康”って考えると「常に元の位置に戻る」という“恒常性”が重要な鍵となります。

 

うつになると体重に通常の5%/一ヶ月の変化が見られます。

60kgの人だったら一ヶ月で3kg太ったり痩せたり、というと「元の体重に戻る」ということが適切に出来ていないことになるから「あ~!うつかも~!」となります。

健康だったら、たくさん食べて「あ~!体重が増えちゃった~!」となっても、なんだかんだでまた元の体重に戻ってきます。

 

人間関係では「あのひとムカつく~!」と喧嘩をして怒っても、一ヶ月内に「まあ!いいか!」と元の関係に戻ることが”健康性”の基準につながるのかもしれません。

 

でも、暴力を頻繁に受けているのに相手との関係を切れない!というのはそれに当てはまらなくなります。

 

相手から傷つけられて、そして「もう絶対にこの人は嫌~!」と思っているのに、またしばらくすると「この人なしではいられな~い!」となってしまうのも“元に戻る”だから「健康なの?」となるのですが、どう見てもそれは健康的には見えません。

 

考えられるのは、健康な人は“不快”を自動的に避けて”快”を選択します。

“快”と”不快”は感覚なので「考えない」で恒常性機能のように無意識に選択します。

 

すると人間関係では、自分にとって不快な人は自分の周りから去っていって、そして一緒にいて心地いい人しか自分の周りに残らない、という現象が起きます。

 

よって、人間関係の健康性を調べる上で「一ヶ月以上、許せない相手がいるかどうか?」ということが“関係の恒常性”がうまく機能しているかどうかの基準となります。

 

さらに、自分の周りに自分を不快にさせる人がいるからどうか?ということが”快”と”不快”を自動的に適切に選択できているかどうか?の基準になります。

一人以上、自分を不快にする人がすぐ近くにいる場合は“快”と”不快”の自動選択ができていない可能性があり、それによって「不快な人が自分から離れない」という現象が起きてしまいます。

 

世間体や常識を気にしてしまって”快”と”不快”の自動選択が出来なくなってしまうと、自分を不快にする人ばかりが自分の周りによってくるようになって、どんどんストレスが溜って「ヒエ~!」という現象が起きます(本当にヒエ~!)。

 

でも、これって意識的に変えようとしても、不健康だったら不健康の恒常性が働いて、いくら健康な位置に付けても「あれ?また同じ不健康な所に戻っている~!」となってしまうんです。

 

意識的に一所懸命に変えようとしても変わらなかった過去があります。

 

でも、一度、人間関係の健康性を手に入れてしまうと意識的にならなくても不快な人が自分に近寄ってこなくなるから不思議です。

 

どうやったら、その人間関係の健康性を簡単に自分の中にインストールできるのか?ということを追求しています。

 

これがものすごく興味深いです。

健康性がインストールされると本当にその方にとって都合のいい人しかよってこなくなり、不快な人がどんどん離れていきます。

これが「引きがよくなる!」ということなんだ!ということがよくわかります。

(つづく)

 

生理前の食欲亢進に対しての遺伝子コードの質問がありましたのでいくつか載せておきます。

脳由来神経栄養因子の遺伝子である「BDNFの還元」×7とプロオピオメラノコルチンの遺伝子である「POMCの還元」×7になります。もしかしたら性腺刺激ホルモン放出ホルモンの「GNRH1の還元」×7もあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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