03-3433-2721
〒105-0021 東京都港区東新橋2-16-3カーザベルソーレ4F
営業時間/AM10:00~PM18:00 定休日/日・祝
知的な問題
昨日は、なんだか疲れ切ってしまっていて、長く海に入っていることができませんでした(あれ~!)。
結構体力に自信があるはずなのに。
もしかして、土曜日に突然父親が来て、心臓の問題で入院する話を聞かされたからかな?
私は父親系の遺伝子を受け継いでいるから「やばーい!自分も心臓がやばくなるのかも~!」と思ってしまった。
そう考えると、昨日の体力のなさは説明がつくかも。
突然、あんなに「ぜー!ぜー!」なるっておかしいですもんね。
一般的には「自己暗示にかかっている!」となるのですが、父親の脳とつながってしまって、父親の身体症状を受け取ってしまった、と考えたほうが興味深いんです。
自己暗示としてしまったら、自分を責めることになってしまうから、”責める”で「ビビビ!」の発作が起きやすくなって、同じことを何度も繰り返してしまいます。「父親の脳とつながって」とすると自分を責めていないから、発作が起きず、うまくそこから抜け出すことができちゃいます。
これが一般心理学の「外在化」になります。
脳のネットワークという”物語”を使って外在化をする、という面白い試みです。
”外在化”というのはカウンセリングの基本になります。
自分を責めると「ビビビ!」の発作が脳内で起きてしまうから、カウンセリングの中では責めないように外在化を使ったり、リフレーミングを使ったりします(リフレーミングは、否定的にとらえている症状の枠組みを変えてみる、という手法です)。
ある方が「私は頭が悪い知的障害なんです!」とおっしゃっていました。
でも、私よりもはるかにいろんな知識があるし、文章を書いてくださるのを読んでも、ものすごくきれいにまとまっているし「その方が言う”知的障害”は、虐待されたトラウマからそのように思い込むようになってしまっているのでは?」と仮説を立てます。
だから、知的障害じゃなくてトラウマからそのように思い込むようになっているのかも?という方向で話を聞いています。
するとその方は「だって、私は先生の本が全く理解できないんです~!」
「先生の信者さんたちは読んで理解できるのかもしれないけど私は知的障害があるから全然理解できなくて、訳が分からないことが書いてあるって!どんどん怒りがわいてきちゃうんです~!」とおっしゃった。
ものすごい知識もあって、文章もうまい方から「わけのわからない本!」と言われると、ものすごく否定されているような気がしてしまって凹んでしまいます。
そして、自分が間違ったことをしていて、馬鹿にされているような気持ちになってしまいます。
でも、その時「待てよ!もしかして!」とふっと面白いことが思い浮かびました。
「先生の信者さんたちは理解できて!」という”信者さんたち”というステレオタイプの言葉は、確かに知的に低い方が使う用語かもしれない、と(ステレオタイプ=判で押したように多くの人に浸透してる先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの累方・紋切り型の観念 ウィキペディアから)。
それまで「知的障害はない!」と否定してきました。
知的障害を疑ってしまったら”尊敬”から離れてしまって、お互いの遺伝子の還元ができなくなる、と仮説を立てていたからでした。
でも、この方の場合、私がその方の知的障害を認めない限り、どんどん私のことを否定して攻めてきます。
「もしかして!あるのかも!」と思って精神知能発達障害の遺伝子を遺伝子コードのリストの中に混ぜてみることにしました。
「理解できない」というのが、その方の問題だったので「理解できない」と思っていただいてどんな感覚になるか尋ねたら「みんなが私のことを馬鹿にしているような感覚になる!」とおっしゃった。「先生の本だってそう!私を馬鹿にしている!」と怒りがヒートアップしてくるので、慌てて「では、その感覚のまま遺伝子のコードを唱えてみましょうね!」と笑顔でかわします。
科学の場合は、帰無仮説を必ず使わなければいけないので、まずは「知的障害じゃない!」という証明をしようとします。
被害妄想的になっているから、と被害妄想の遺伝子を試したり、攻撃性が高い境界性人格障害の遺伝子を試したりしました。
でも「理解できない」と思うと「やっぱり先生は私を馬鹿にしてる!全然理解してくれない!」と怒りがどんどんわいてきてしまいます。
そこで精神知能発達障害のNo.1の遺伝子を唱えていただいたときに、唱えている途中から、その方の目の色が変わっていくのがわかります。
怒りで、真っ赤だった目が澄み渡った青色に変わるような感じで、その方の目から攻撃性が消えて行って「あれ!これを唱えると頭がすっきりする~!」とおっしゃっていただいたんです。
「え~!本当に~!」と私は内心びっくり。
あんなに知識があって、手先も器用で何でもできちゃう方なのに~!
ずっとその方は私に精神知能発達障害の問題を訴えてくださっていたのに、私がそれを勝手に却下しまっていたから、とものすごい後悔。
ずっと好戦的だった方が、目の前でやさしい笑顔で座っていらっしゃる。
そして「私って、本当に理解できていなかったんですね!」とにこやかにおっしゃっていただいて、思わず涙が出てて来てしまいました。
己の小ささがものすごく身に染みた瞬間でした。
(ケースは許可をいただいてものすごく加工して書いてあります!)
24/11/08
24/10/18
TOP
昨日は、なんだか疲れ切ってしまっていて、長く海に入っていることができませんでした(あれ~!)。
結構体力に自信があるはずなのに。
もしかして、土曜日に突然父親が来て、心臓の問題で入院する話を聞かされたからかな?
私は父親系の遺伝子を受け継いでいるから「やばーい!自分も心臓がやばくなるのかも~!」と思ってしまった。
そう考えると、昨日の体力のなさは説明がつくかも。
突然、あんなに「ぜー!ぜー!」なるっておかしいですもんね。
一般的には「自己暗示にかかっている!」となるのですが、父親の脳とつながってしまって、父親の身体症状を受け取ってしまった、と考えたほうが興味深いんです。
自己暗示としてしまったら、自分を責めることになってしまうから、”責める”で「ビビビ!」の発作が起きやすくなって、同じことを何度も繰り返してしまいます。「父親の脳とつながって」とすると自分を責めていないから、発作が起きず、うまくそこから抜け出すことができちゃいます。
これが一般心理学の「外在化」になります。
脳のネットワークという”物語”を使って外在化をする、という面白い試みです。
”外在化”というのはカウンセリングの基本になります。
自分を責めると「ビビビ!」の発作が脳内で起きてしまうから、カウンセリングの中では責めないように外在化を使ったり、リフレーミングを使ったりします(リフレーミングは、否定的にとらえている症状の枠組みを変えてみる、という手法です)。
ある方が「私は頭が悪い知的障害なんです!」とおっしゃっていました。
でも、私よりもはるかにいろんな知識があるし、文章を書いてくださるのを読んでも、ものすごくきれいにまとまっているし「その方が言う”知的障害”は、虐待されたトラウマからそのように思い込むようになってしまっているのでは?」と仮説を立てます。
だから、知的障害じゃなくてトラウマからそのように思い込むようになっているのかも?という方向で話を聞いています。
するとその方は「だって、私は先生の本が全く理解できないんです~!」
「先生の信者さんたちは読んで理解できるのかもしれないけど私は知的障害があるから全然理解できなくて、訳が分からないことが書いてあるって!どんどん怒りがわいてきちゃうんです~!」とおっしゃった。
ものすごい知識もあって、文章もうまい方から「わけのわからない本!」と言われると、ものすごく否定されているような気がしてしまって凹んでしまいます。
そして、自分が間違ったことをしていて、馬鹿にされているような気持ちになってしまいます。
でも、その時「待てよ!もしかして!」とふっと面白いことが思い浮かびました。
「先生の信者さんたちは理解できて!」という”信者さんたち”というステレオタイプの言葉は、確かに知的に低い方が使う用語かもしれない、と(ステレオタイプ=判で押したように多くの人に浸透してる先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの累方・紋切り型の観念 ウィキペディアから)。
それまで「知的障害はない!」と否定してきました。
知的障害を疑ってしまったら”尊敬”から離れてしまって、お互いの遺伝子の還元ができなくなる、と仮説を立てていたからでした。
でも、この方の場合、私がその方の知的障害を認めない限り、どんどん私のことを否定して攻めてきます。
「もしかして!あるのかも!」と思って精神知能発達障害の遺伝子を遺伝子コードのリストの中に混ぜてみることにしました。
「理解できない」というのが、その方の問題だったので「理解できない」と思っていただいてどんな感覚になるか尋ねたら「みんなが私のことを馬鹿にしているような感覚になる!」とおっしゃった。「先生の本だってそう!私を馬鹿にしている!」と怒りがヒートアップしてくるので、慌てて「では、その感覚のまま遺伝子のコードを唱えてみましょうね!」と笑顔でかわします。
科学の場合は、帰無仮説を必ず使わなければいけないので、まずは「知的障害じゃない!」という証明をしようとします。
被害妄想的になっているから、と被害妄想の遺伝子を試したり、攻撃性が高い境界性人格障害の遺伝子を試したりしました。
でも「理解できない」と思うと「やっぱり先生は私を馬鹿にしてる!全然理解してくれない!」と怒りがどんどんわいてきてしまいます。
そこで精神知能発達障害のNo.1の遺伝子を唱えていただいたときに、唱えている途中から、その方の目の色が変わっていくのがわかります。
怒りで、真っ赤だった目が澄み渡った青色に変わるような感じで、その方の目から攻撃性が消えて行って「あれ!これを唱えると頭がすっきりする~!」とおっしゃっていただいたんです。
「え~!本当に~!」と私は内心びっくり。
あんなに知識があって、手先も器用で何でもできちゃう方なのに~!
ずっとその方は私に精神知能発達障害の問題を訴えてくださっていたのに、私がそれを勝手に却下しまっていたから、とものすごい後悔。
ずっと好戦的だった方が、目の前でやさしい笑顔で座っていらっしゃる。
そして「私って、本当に理解できていなかったんですね!」とにこやかにおっしゃっていただいて、思わず涙が出てて来てしまいました。
己の小ささがものすごく身に染みた瞬間でした。
(ケースは許可をいただいてものすごく加工して書いてあります!)