否定的な人の反応

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否定的な人の反応

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/05/25 否定的な人の反応


「人が怖い」と考えたとき、自分は相手の冷たい反応や怒りに怯えていることがわかる。
それが気になってしまって、勉強に集中できない。テスト中もそんなことを考えてしまって注意散漫になって点数が取れなかった。

 

「人は何で生きるのか」

 

「人はパンのみで生きるのでは非ず」を「家族や他人の反応だけで生きるのに非ず」と置き換えてみるとわかりやすい。
自分は、人の反応という小さなドットに注目し過ぎてこれまで生きてきたと思っていた。でも、実際は気が付かないうちに、それ以外でも生きていた。

 

周囲の人の反応がすべてと思っていたが、それがただのホワイトボードのドットにしか過ぎないと思ったら、自分はそれ以外で生きてみたいと思った。

 

周囲の人の反応だけに気を取られていると、自分が薄汚い醜い存在に見えてきてしまう。

 

目の前のドット以外の世界に目を向けてみると、そこには無限の世界が広がっている。

 

無限の世界で自由に美しく羽ばたくためには「目の前のドット以外で生きる」と思ってみたら、目の前のドットがものすごく大切なものに見えてきた。

 

否定的な人の反応のみで生きるのか?

 

それ以外で生きる?

 

トルストイの奥さんはものすごい悪妻だった。
その妻が死の床で「お父さんが死んだのは自分のせい」と発言したら、子供たちは誰も否定しなかった、という興味深いエピソードがある。
妻の否定的な反応はトルストイにとっても貴重なドットだったのかもしれない。
なぜなら、それ以外で生きていたから、あんなに壮大なストーリーが生まれたのだと思う。

 

「人は何のために生きるのか」

 

目の前のドットの為に生きるのか。
それともそれ以外?

 

ドットはそれを思い出させてくれる。

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