光が奪われる時

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光が奪われる時

大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2017/09/25 光が奪われる時

ある方に「身体が怠くて動けなくなっていた男性が周りの人に弱みを見せなくなったら元気に動けるようになった!」というお話をしたら「元気なふりをしていれば、元気に動けるようになる!ということですか?」と言われてしまいました(元気ですか~!一、二、三、ダ~!ってアントニオ猪木か!)。

 

「元気なふりをしていれば動けるようになる!」と言ってしまうと“調子の悪さ”や“弱さ”がその人の中にあることになってしまいます。

 

まあ、言って見れば「精神の弱さから”元気じゃない”という自己暗示にかかっている」というような解釈になってしまうんです。

 

学生時代に「根性がないからお前はダメなんだ!」とよく怒られていました。

 

万年、身体が怠くて、そして、思うように動けないし、やらなければいけないことも全く手がつけられない、ということが続いていて「自分が弱いからダメなんだ!」とずっと思っていました。

 

大学で心理学の勉強をするようになって「人って人によって壊れていく!」ということを目の当たりします。

 

あんなに素敵だった人が、付き合う人によってどんどん醜くなっていく、という姿を見た時に「あ!弱いからじゃなくて、人からの影響であんなに変わってしまうんだ!」という衝撃の事実に気がつきます。

 

フレッシュマン(大学一年生のこと)の頃に「英語の文章を書くのが大変!」ということで、学校から優秀な生徒さんを家庭教師としてつけてくれます。すごく優しくて素敵な女性で「お~!教えかたがわかりやすい!」と感動をしていました。その人はキラキラ輝いていて「素敵だな~!」と思っていたのです。

 

でも、ある時から、その方が「どよ~ん!」としてしまって、全く集中力がなくなり、ため息ばかりつくようになって、あの輝きが失われてしまいました。どうやら年上の男性と付き合うようになっていて、そして、その恋愛相談を周りの女性にしていた、ということがわかったんです。

 

その女性は、どんどん輝きが失われてしまい、そして、あんなに優秀で「卒業したら教師になるんだ!」と話してくださっていたのに、学校を辞めてしまいます。

 

その当時は「付き合っていた男性の問題!」ということで、男性の嫉妬で女性がおかしくなっていたかも?と思っていました。

 

でも、この“嫉妬”のことを考えてみると、周りの女性に相談してしまった、ということが一番の問題だったのかも!と振り返って思うんです。

 

だって「なんで私がその女性が付き合っている男性のことを知っているの?」という話になります。

私は、寮母さんが「あの女性が男性との関係で苦しんでいるから、みんなでお祈りをしてあげましょう!」と言っていたのを聞いて「え!そうなの!」ということで知ってしまいました(キリスト教の学校だったんで)。

 

寮母さん、生徒に相談されたことを言っちゃダメでしょ!

若くて綺麗な生徒に嫉妬をして発作を起こしている寮母さんは「よかれ!とおもって!」と自動的に相手を傷つけるようなことをやってしまうんですよね。

 

みんながそのことを知って同情的になっているのだったら、その女性は「そんな悪縁を切り捨てて学業に励みましょ!」となるはずなんです。

 

そうならなくて「この学校には居場所がない!」となってしまったのは「ずるい!男性と付き合って!」と周りの女性や男性の嫉妬の発作を起こさせてしまったから。

 

「みんなからの冷たい目線が」と女性が言ったら普通の専門家だったら「被害妄想でしょ!(思い込みみたいなもの)」と言います。

 

「ずるい!」という周りの人の嫉妬の発作の電気ショックを受けて「視線が痛い!」となっていて、女性がダメージを受ければ受けるほど”弱者”になり、ますます、周囲の嫉妬の発作を誘発して「ち~ん!」となっていた、と考えて見るとわかりやすいのかもしれない、と思うんです。

 

もちろん、これはただの私の妄想になります。

なぜなら、嫉妬の発作を現在の脳科学では証明することができないから。

でも「どうやって、あの輝いていた方の光が奪われていったのか?」ということはどう説明するのか。

 

どうやったら光を取り戻すことができるのか?

 

そこがものすごく大切なんです。

 

 

 

 

 

 

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