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大嶋信頼ブログ 緊張しちゃう人たち

2016/12/02 時の流れ

8歳の師匠に「将来は何になりたいんですか?」とベタな質問をしてみました(ベタな質問=ありがちな質問)。

 

すると、師匠は迷うことなく「心理カウンセラー!」っておっしゃってくださったんです。

 

「いや、いや、いや、師匠!心理カウンセラーはもったいないでしょ!」

 

師匠のお母さんによると、師匠は将来、遺伝子の研究をしたいと希望していらっしゃるらしい。

 

師匠!遺伝子コードなんてやっている心理カウンセラーなんていませんよ!

 

お医者さんはダメなんですか、お医者さんは、と聞いてみると、即座に却下された。

 

師匠は、医学部に6年間も行くのは嫌らしい。

 

お母さんのお話によると、師匠は本を読むのがあまり好きではないし、勉強もあまりお好きではないらしい。

 

「だったら、師匠!本が楽しく読めるようになる遺伝子を検索してみるのはいかがでしょう?」と提案してみた。

 

すると師匠は「自分は読む脳の特徴ではなく、話を聞いたり会話したりすることで情報を得る脳の特徴を持っているのだから、それを変えるのは無理!」と却下されてしまいました。

 

だって、師匠!遺伝子の研究をしたいのでしたら、結構、文献を読まなければいけませんよ!(まるで、将軍様の爺のような感じになってきました)。

 

すると師匠は「そんなの大丈夫ですよ!コンピューターに文献を覚えこませて、そこから解析すればいいんですから」と涼しげな顔でさらりとおっしゃった。

 

私の頭の中では「???」が渦巻いていた。

「コンピューターに入れるったって、読まなければいけないでしょ?」といろいろ頭の中で師匠がおっしゃっていることを考えてみた。

 

私が、師匠のシャープな頭についていけていないのがわかったのか、師匠はあきれ顔で「え~?ワトソンって知らないんですか~?」って言われてしまって「あ!そうか!」、とその時やっと師匠の世界に追いついた(ワトソンはIBMが開発した人工知能で自然言語での対話機能が実現している)。

 

要するに、今、師匠が私を使って遺伝子の検索をしていただいているように、私の代わりに人工知能に話しかけて、検索をさせて遺伝子コードを絞り出し、そこから疾患を解析する、という世界が師匠が大学に入るころには実現している、というのだ。

 

「確かに!」

 

師匠ってすげ~!

 

私が大学生の頃は、ホルモンと精神疾患の関係の文献を調べるのも、図書館に行って、ホルモンのキーワードから文献検索カードをひっぱり出して、そして、本の番号をメモして、そして、学術雑誌を探して、ページをめくってそして読んで理解して「この文献じゃなかった~!最後まで読んで損をした~!」って失敗して、また一から調べて、ということを何日も繰り返しやっていた憶えがあります。

 

それが、今は、インターネットにつないで「読むのが苦手の遺伝子と集中力の共通遺伝子」って入力して「ポン!」って押せば一発で遺伝子のコードを検索することができます(67個の遺伝子がヒットしました~!って出てきます)。

 

でも、師匠が大人になるころは、これが対話式になっていて、私と師匠が対話しながらコードを検索するように、コンピューターで自然な言語で対話しながら遺伝子コードの仕組みを研究できる、っていう夢の世界があります。

 

時は流れていく。

 

あ!師匠!よくよく考えてみたら、師匠が大学を卒業するころって、私、引退していますよ!

 

お母さんがすかさず師匠を見ながら「先生のお弟子さんになりたいのよね~!」ってフォローを入れてくれます。

 

すると師匠が「いやいや、先生を僕の弟子にしてあげるから」とボソッと仰った。

 

あれ~?師匠!もしかして、医学部に行かないって、大学6年でその後に研修医で何年も取られちゃって、私を弟子にする時間が無くなるから、さっさと心理系の大学卒業して私をこき使おうって考えていらっしゃるの?

 

「ひえ~!」

 

師匠って怖い!

 

でも、ちょっぴりうれしいような、気持ちになりました。

 

 

時は美しく輝きながら流れていきます。

 

 

時代の流れとともに。

 

 

 

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